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まさしく無声白黒映画時代だった頃だからこその撮影方法と言えるでしょう。


『ある犯罪の物語』(1901年・仏)
ある犯罪の物語
スタッフ
監督:フェルディナン・ゼッカ
脚本:フェルディナン・ゼッカ
撮影:フェルディナン・ゼッカ
キャスト
強盗犯:ジャン・リエゼル


 フェルディナン・ゼッカ監督作品「ある犯罪の物語」。原題は「Histoire d'un crime」

 無声白黒だからか、とってもあっさりとした映画の感じがするでしょうが、もし今リメイクしたら結構重たい映画ですよね。

 ギロチンのシーンがあるんですが、これはメリエスの映像技術を参考にし、彼がよくやっていた映画マジックこと人間と人形のすり替えですね。やはりメリエスは映画の教科書的存在になっていたことが分かりますね。

 同じようなギロチン処刑シーンは「メアリー王女の処刑」という1895年にもありました。私のブログに記事がありますが、どうも詳しく書いてかったですね。それでもよければ「メアリー王女の処刑

 舞台風の撮影をしていたために、奥に向かっていくシーンがあるのですがそのシーンの演出は書き割りを使っていますね。この書き割りは奥行きを表現するのに結構いい感じです。この映画はなかなかに当時なりに演出が凝っていますよ。まあこの監督さんは他社の映像技術を悪くいえばパクって作っていますからね。それでも当時の映画技術を考え、作られたこの映画は当時の無声、白黒状態を最大限に活用していると言えるでしょう。


【あらすじ】

 普通の男が強盗に入り、殺人を犯してしまう・・・












【以下全文ネタバレ注意】












↓四行後にネタバレ文あり




 ある夜。強盗犯(ジャン・リエゼル)は金持ちの家に押し入り、金目の物を奪っていく。しかし抵抗してきたお金持ちを強盗犯は思わず殺してしまう。

 その後、酒場に居たところを警官隊に捕らわれ連行される。

 強盗犯は檻の中でこれまでの事を夢の中で思い出していた。幸せな家族、妻や子供との楽しい一家団欒。そしてギャンブルに負けてしまったこと。

 やがて死刑執行のとき。強盗犯は牧師、執行官に連れて行かれギロチンの近くに立つ。

 強盗犯は必死に抵抗するがそれも空しくギロチンに寝かされ、男の首は落とされるのであった・・・




 ジャンルとしては社会派映画に分類されると思います。この映画は監督自身が死刑をされる人間の視点を視聴者の同情を引くように描いていますね。夢の中のシーンも当時なりに夢だと分かるように舞台劇を活用して撮影されています。
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Category: 洋画ア行

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