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g@me.

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東野圭吾原作の映画ですね。どんどんどんどんどんでんでんでんでん返しの映画です。


『g@me.』(2003年・日)
g@me.
スタッフ
監督:井坂聡
脚本:尾崎将也、小岩井宏悦
原作:東野圭吾「ゲームの名は誘拐」
製作:亀山千広、島谷能成、遠谷信幸、武政克彦
製作総指揮:関一由、宅間秋史
音楽:松原憲
主題歌:ZEEBRA「It's all a game」
撮影:佐々木原保志
編集:阿部亙英
配給:東宝
キャスト
佐久間俊介:藤木直人
葛城樹理:仲間由紀恵
葛城勝俊:石橋凌
小塚茂:宇崎竜童
安藤純平:IZAM
杉本智也:入江雅人
年配の刑事:ガッツ石松
敏腕刑事:椎名桔平
制服警官:小日向文世
葛城の部下:生瀬勝久


 井坂聡監督作品「g@me.」

 先述したとおり、どんどんでんでん返しの映画ですね。ストーリーとっても面白い。ここでこう来るか!こうなっちゃうのか!とストーリーのどんでん返しにただただ視聴者は翻弄されるだけ。フリーメールが発信者の身元を特定しないっていう部分はちょっと穴があると思いますがそれを補うほど面白い。

 井坂監督さん。「Focus」(1960)という作品で劇場映画にデビューしました。この人はTVでも映画でも監督やってますね。この人の作品はこれが初めてです。

 井坂さんは原作者・東野圭吾に「映画を作るうえで登場人物の描写を付け足したい」と東野に許可をとったんですね。さすがに本に比べて多少、描写が不足しているところも例えば主人公とヒロインの出会ったことが偶然なのか、それとも故意なのか、などの部分もあったでしょうが、それにしたってなかなかにいい出来と言えますよ。

 実はこの映画、原作よりストーリーが延長されてるんですよ。だから終盤はほとんどオリジナルストーリーといえるでしょう。井坂監督なりのストーリーの延長。この映画を観る方はラストを作ったのは東野圭吾でなく井坂聡ら映画スタッフである、ということを覚えておいてください。


【あらすじ】

 広告クリエイター佐久間俊介は取引先の社長・葛城勝俊に企画を白紙にされ恨みを持つ。そんな時、葛城の家をブラブラしていると勝俊の娘が家出する場面を目撃する。その夜、勝俊の娘・樹里は俊介に狂言誘拐をしないかと持ちかける。















【以下全文ネタバレ注意】












↓四行後にネタバレ文あり




 一流広告クリエイター・佐久間俊介(藤木直人)は取引先の広告主・葛城勝俊(石橋凌)に手がけた仕事を蹴られてしまいプライドをガタガタに傷つけられてしまう。

 頭に来た佐久間は葛城邸のあたりをウロついていたが、その邸で勝俊の娘が邸宅をコッソリと逃げ出す場面を目撃してしまう。

 俊介はすぐにその娘に接触する。娘はどうやら勝俊の愛人の娘・樹里(仲間由紀恵)というらしい。俊介は仕方なくその樹里を自分の家に泊めてやることにした。

 その晩、樹里は
「…ねぇ、“わたし”のこと誘拐しない?」
 と俊介に持ちかける。どうやら樹里は海外に逃げたいらしく、3億円を山分けしないかと誘う。俊介はその時はバカバカしいと一蹴する。

 翌日、俊介は自分の立ち上げた広告プログラムが勝俊によって白紙にされ上司・小塚茂(宇崎竜童)からプログラムは別の広告クリエイター・杉本智也(入江雅人)に引き継がれてしまったということを聞かされる。

 憤慨しプライドを傷つけられた俊介はすぐに樹里の誘いに応じることを決める。
「“俺”は、ゲームにはいささか自信があるんだよ」
 樹里も最初は戸惑っていたが計画を遂行するにあたり満足そうだった。

 その後、俊介は葛城邸あてに送り主を分からなくするフリーメールを送る。そして相手側にインターネットによる特定BBSに“樹里”で書き込むように指定する。

 捜査を担当するのは昔のドラマのような年配刑事(ガッツ石松)ではなく、エリート刑事(椎名桔平)だろうと俊介は予測。勝俊は絶対に屈しないと宣言する。そして千春の捕らわれたかのような写真を撮っておく。

 翌日、出勤前に樹里が偉そうにするな、と俊介にあたる。出勤した俊介は葛城勝俊の突然の方面を受け驚く。勝俊は仮面を使った俊介のCGに興味を持ち
「君は自分の仮面を被っても仮面に責任を持てるかね?」
 と意味深な発言をする。

 その後、今度は樹里が訪問してくる。俊介は焦るが樹里は自分一人で狂言誘拐を行おっかなあ、と言う。俊介は樹里を引き止め、今後は偉そうなことはしないと約束する。

 パソコンのBBSに書き込みがあった。内容は「娘の無事を確認させろ」、とのことだった。やがて樹里が、家出した日に友達に留守電を残していたことを打ち明ける。

 一度は計画の頓挫を考えた俊介だったが樹里が友達の家に入って留守電を消す手段があることとその友達の家が横須賀にあると聞き、計画の再開を宣言する。

 まず横須賀の友だちの家に入った樹里は留守電を消す。その後、俊介は樹里を連れてラブホテルに入り込み、アリバイ工作を怠っていないことと電車の効果音をバックに流して樹里の元気な声を聞かせてやった。

 その後、樹里と俊介の二人は埠頭の方へ行き、やがて二人は吊り橋効果からか、恋に落ちてしまう。それが誤算だったのだ。樹里は無邪気に金を手にしたらオーストラリアで金鉱を掘りたい、と話す。

 翌日、ついに計画が始動。まず3億円を銀行で古い紙幣に変えさせ、緑のジャガーに勝俊を乗せて、首都高の休憩所パーキングに止まらせる。そしてその停車させた車から葛城の会社の支店長に電話し副社長が倒れたから大事な書類を緑のジャガーから回収してほしい、と騙し込んで3億円を支店長に回収させる。

 その俊介と樹里はそれをホテルの部屋から眺めていた。その後、ホテルを出る際に樹里が過去にからまれたことがある安藤純平(IZAM)を目撃する。俊介はその純平の目をうまく盗んで樹里を先に行かせる。支店長から見つからずに金を受け取った、樹里と俊介だった。

 うまく金を受け取った樹里と俊介。樹里は別れを惜しんでいるが、俊介は冷静に事を進めようとする。しかし樹里は
「いっしょに逃げない?どこでもいいから。もう会えないのは嫌だ」
 と言うが俊介はそれでは公開捜査になり“ゲーム”に勝てないとそれを断り、目隠しを樹里にして別れを告げキスをする。

 翌日、誘拐事件の記事がないことに疑問を抱いた俊介はBBSを見る。“樹里”によれば「金を払ったのになぜ娘が帰って来ないのだ」という書き込みだった。

 やがてテレビのニュースが葛城樹里が行方不明になっている、という報道をする。しかし俊介が観た“葛城樹里”は自分と組んで狂言誘拐した女とは全くの別人だった。

 俊介はテレビ局に探りを入れ、得た情報は実は葛城勝俊が警察に電話をしておらず、一人で身代金を支払ったのでは、ということだった。

 訳が分からなくなった俊介は街頭テレビで葛城樹里の遺体が発見されたことを観る。その遺体は自分の知っている樹里ではなく、しかもその遺体は俊介と樹里を名乗った女が一緒に行った埠頭でだった。

 夜、帰宅した俊介は合鍵を返されたハズの樹里を名乗った女と再会する。その女の正体は次女・千春だった。

 千春は薬で頭がおかしくなってしまった樹里と揉め合いの末に殺害してしまい、安藤純平の家を訪れてレイプまがいのことをされそうになったのだ。

 千春はその後、俊介と出会ってから父・勝俊に電話をする。そして父・勝俊は状況を冷静に判断し俊介を利用しての狂言誘拐を千春にさせるのだった。

 俊介は千春の持って来たワインを飲んでしまう。その中には毒が盛られていた。シナリオは犯人・俊介の自殺で幕を閉じるのか、と俊介は悔しそうに倒れ込む。

 その後、自分の持ち分をコインロッカーで回収した樹里。樹里はアタッシュケースに隠されたもう一つのカギを見つける。そのカギで隣のロッカーを開けると俊介の取り分のアタッシュケースが。その中には金とシャベルがあったのを見つけて驚く。

 やがて俊介が目を覚ます。目を覚ました俊介に電話がかかる。それは葛城勝俊からだった。

 俊介はレストランで勝俊と謁見する。勝俊によればワインに持ったのは毒ではなく睡眠薬であること、樹里の麻薬常習者である事実を隠すこと、そして俊介が優秀な男であるから計画に利用した、と話す。

 ゲームは利用しようとして仮面を被り逆に利用された俊介が勝俊に負けたのだった。勝俊はタダで自分に協力した褒美として俊介にあることを教える。それは樹里が身代金を奪う前に一度、計画をやめたいと提案したことだった。

 勝俊は妻を紹介する。その妻は俊介が一度、横須賀で会っていた女性だった。勝俊はもう君の役目は終わりだ、と告げて去って行く。

 大学のキャンパスを歩いていた千春は俊介から電話されて驚く。俊介は
「自分の気持ちまで偽る必要はない。明日、一緒に海外へ飛び立とう」
 と誘う。千春はそれを断ろうとするが・・・

 翌朝、空港で俊介の指定された場所に来た千春。千春が来たのを確認した俊介は急用でシドニー行きの飛行機に遅れるが絶対に行く、というメールを千春に送る。千春はメールの「駆け落ち」という部分を見て無邪気に喜んでいた。

 俊介はすぐさま勝俊に電話をかける。内容は千春を誘拐した、と。そしてフリーメールで俊介は勝俊に千春と誘拐計画を計画した当日に捕らわれたかのように撮影した写真を送りつける。

 千春は父・勝俊から電話を受け事態を知り、すぐにあるホテルへ向かう。一方、勝俊も警察を引き連れてそのホテルへ向かっていた。誘拐犯・俊介を逮捕するために。

 千春は俊介に「もうすぐ部屋に父が連れてきた警察が来る」と話す。そして勝俊は警察官を連れて部屋をノックする。

 その部屋には安藤純平がいた。純平によれば葛城の秘書を名乗った男がこの部屋で葛城を待て、と言ったらしい。警察官は純平の部屋で千春誘拐の証拠になりそうなものを発見した。警察官は純平を連行していったのだ。

 実は俊介があらかじめ部屋を細工して取り換えていたのだ。勝俊は俊介のところに行き「私の負けだよ・・・」と言い去って行く。

 千春は俊介にビンタをして去ろうとしたとき、俊介がシドニー行きのチケットを持っていることに気付く。
「行っただろ。遅れるけど行くって」
 千春は俊介に涙して抱き着くのだった。

 翌朝、千春はいない。千春は動画を残しており、
「佐久間のこと大好き。でも私は樹里を殺してしまったのも事実。だから私は私にとって一番つらい選択をする。それは佐久間とお別れをすること。じゃあね」
 俊介はひとりつぶやく。
「ゲームオーバーか・・」










 この映画は実際に観て、なおかつ小説も観ないと理解できないと思います。私も映画だけ観ても70%しか理解できず原作を読んだ父に教えてもらいながら理解しました。実は原作小説は俊介が眠らされて、その後に勝俊に事件のすべてを打ち明けられるところで終わっているようです。この終わり方は映画に比べてとってもとっても冷酷なものですね。

 もし、私の稚拙な文で理解できなかった方はもうちょっと分かりやすくしたつもりの解説を下に書こうと思います。それでも理解できなかったら小説と映画両方観て読んでくださいな。この映画


 まず、葛城副社長が佐久間俊介に恨みを持たれ、俊介が葛城の家をウロウロしていたときに千春が家を抜け出したところは偶然です。

 このとき、千春は思わず安藤純平によって与えられた麻薬を常習していた樹里を殺してしまいました。その後、千春は俊介と出会い、父・勝俊に電話で相談。勝俊は実の娘が麻薬に関わっていたと世間に知られることを恐れ、狂言誘拐をするよう命じます。

 千春は俊介に狂言誘拐を持ちかけます。勝俊相手に3億円を要求。しかしその狂言誘拐の計画自体すでに勝俊が計画したものでした。だから勝俊は警察に通報しません。

 その後、千春は友達の家に留守電を残した、と言って横須賀まで行きます。横須賀には樹里の死体が。実は横須賀で千春がいなくなった隙に千春の母が警察官と共に俊介が停めていた車を移動させてほしい、俊介に頼んできました。

 この時点で俊介が横須賀にいる、と千春の母によって警察官に認識させられました。つまり勝俊は俊介に樹里殺しの罪を着せようとしていたんです。

 その後、勝俊は俊介の指定通り動き3億円を俊介に渡させるのです。その後、樹里がいなくなったことを警察に伝え、樹里の死体が横須賀で発見されます。

 そして千春は勝俊に睡眠薬を盛ったワインを飲ませ、勝俊の部屋で自分が過ごした形跡を証拠隠滅しました。

 その後、電話で勝俊は俊介を呼び出し狂言誘拐の計画は自分が練ったもので、俊介は負けたんだと言い去って行きます。きっと俊介は勝俊に恨みを持っていたこと、横須賀にいたことを警察は掴んで俊介を樹里殺しの犯人だと認識されるでしょう。そう勝俊は仕向けたのです。

 実はここで小説は終わりですね。こっからは映画独自のオリジナルストーリィ展開。

 しかし俊介も黙っちゃいない。その後、千春に接触し一緒にシドニーに行こうと誘います。

 そして空港に来た千春を確認してから勝俊に千春を誘拐したと通報。勝俊は千春に電話して千春の無事を確認してからこの際、俊介をとっ捕まえてしまおうと警察を連れて俊介が交渉に呼び出したホテルの部屋へ向かいます。

 千春もその部屋へ向かう途中、俊介を発見し俊介の入った部屋へ一緒に入り、もうすぐ父が来るから逃げられない、と話す。

 しかし俊介が入った部屋は交渉のために指定した部屋とは別の部屋だった。一方、勝俊は警察官を連れて交渉をすすめるための部屋へ入る。そこには安藤純平が居ました。

 俊介が勝俊の秘書を名乗って、安藤純平にその部屋にいるよう指示していたのです。脅迫された金を勝俊が届けにくる、と嘘をついて。

 純平がいた部屋にはあらかじめ細工されておりさも千春を誘拐したのが、純平であるような証拠品も警察に見つかってしまいます。純平は警察に連行されます。

 勝俊は俊介にしてやれました。もうこうなったら純平を樹里殺しの殺人犯に仕向けるほか道はありません。しかし警察が樹里殺しのことで純平を捜査したら必ず麻薬のことは明かされてしまうでしょう。何をしても勝俊は損害を被る。つまり、ゲームは最終的に勝俊の負けでした。

 その後、俊介は本気で惚れ込んでしまった千春に一緒にシドニーに行こうと誘います。千春も本気で俊介に惚れ込んでおりそれを喜びますが、翌日には俊介のもとを千春が去ります。樹里を殺してしまった自分に対する一番の罰と考えて。結局、俊介もゲームには勝てませんでした。



 この映画では本当に登場人物すべてがゲームをして、結局は誰も勝てなかったところが本当に面白い。犯罪を利用したゲームは誰もが得しない、そんなことを示しているような気がしました。

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原作小説
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