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黒幕の名前を映画にするのは「007 ゴールドフィンガー」(1964年)を思い出します。


『フレンチ・コネクション』(1971年・米)
フレンチ・コネクション
スタッフ
監督:ウィリアム・フリードキン
脚本:アーネスト・タイディマン
原作:ロビン・ムーア「フレンチ・コネクション」
製作:フィリップ・ダントーニ
製作総指揮:G・デイヴィッド・シャイン
音楽:ドン・エリス
撮影:オーウェン・ロイズマン
編集:ジェリー・グリーンバーグ
配給:20世紀フォックス
キャスト
ジミー・ドイル“ポパイ”:ジーン・ハックマン(小池朝雄)
バディ・ラソー“クラウディ”:ロイ・シャイダー(羽佐間道夫)
ビル・マルダリック:ビル・ヒックマン
クライン:ソニー・グロッソー(村瀬正彦)
ウォルト・サイモンスン:エディ・イーガン
アンリ・デヴェロウ:フレデリック・ド・パスカル(柴田秀勝)
アンジー・ボカ:アーリーン・ファーバー
サル・ボカ:トニー・ロー・ビアンコ(山田康雄)
ピエール・ニコリ:マルセル・ボズッフィ(渡部猛)
ジョエル・ウェインストック:ハロルド・ゲイリー
アラン・シャルニエ“フレンチ・コネクション”:フェルナンド・レイ(大平透)


 ウィリアム・フリードキン監督作品「フレンチ・コネクション」。原題タイトルは「French Connection

 主演はジーン・ハックマン。そしてその相棒にロイ・シャイダー。ハックマンは「俺たちに明日はない」(1967年)で一躍有名になりましたね。その後でハックマンはキャリアを積み、この映画もハックマンの輝かしいキャリアの一つですね。一方のロイ・シャイダーは脇役が多かったんですがこの映画や同年の「コールガール」が彼を輝かせ「ジョーズ」(1975年)で主演するのを手伝ったんでしょう。

 ウィリアム・フリードキン監督といえばこの映画と、2年後の「エクソシスト」(1973年)が代表的ですね。彼は著名なハワード・ホークス監督の娘と付き合ってたんですけど、ホークスに言われたそうです。本当の面白い映画とは悪人をブチ殺す映画だそうです。

 実はこれのモデルになった事件があります。実在のニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード・イーガンとサルヴァトーレ・グロッソがフランス・マルセイユから密輸されたヘロイン約40kgを押収した事件がモデルだったそうです。ちなみにこのモデルの二人の刑事はアドバイサーだったそうです。

 吹き替えなんですが羽佐間さんと小池さん。羽佐間さんはもう一言では語れない吹き替えの大御所で、小池さんはやっぱ刑事コロンボですか。やっぱりこの吹き替えは最高でした。小池さんのうまいセリフ回し。推理で語るコロンボと暴力で語るドイルの両方を違和感なくできちゃうなんてやっぱ凄いですよねえ。

 この映画のすごいところは撮り方がうまいところです。こういう技術方面を語るのは私、ちょっと苦手なところなんですが、この映画は刑事が歩いて尾行する場面だとかが日常を撮影している、まるでドキュメンタリーのような撮り方なんですよね。そんな撮り方がノンフィクションであることを引き立て、本当の日常を映しているリアリティアル撮影方法で、すごくうまいんですよね。


【あらすじ】

 ニューヨーク市警察麻薬捜査課のドイル刑事とその相棒ラソーは麻薬の出処を追っていた。そんな中でたまたま立ち寄ったナイトクラブでドイルは直感により羽振りのよさそうな実業家に目をつけ張り込みを始める。その実業家はフランスの麻薬の大物と取引をはじめる準備をしており・・・





フレンチ・コネクションのシーン
ドイル(右:ジーン・ハックマン)と相棒ラソー(左:ロイ・シャイダー)













【以下全文ネタバレ注意】













↓四行後にネタバレ文あり




 フランス・マルセイユ
 マルセイユの麻薬組織として大物であるアラン・シャルニエ(フェルナンド・レイ)は“フレンチ・コネクション”として恐れられていた。

 そんなシャルニエを追っているマルセイユの刑事が一人居たが、その刑事はシャルニエの右腕である殺し屋ピエール・ニコリ(マルセル・ボズッフィ)に殺されてしまう。

 アメリカ・ニューヨーク・ブルックリン、ベッドフォード・スタイベサント地区
 ニューヨーク市警察本部麻薬捜査課ジミー・ドイル(ジーン・ハックマン)こと“ポパイ”とその相棒であるバディ・ラソー(ロイ・シャイダー)こと“クラウディ”の二人は街に蔓延る麻薬の出処を追っていた。不良を暴力で脅しこんで必死に追い続ける。二人はどんな手段を使ってでも結果をあげようとしていたのだ。

 チンピラを一人ぶちこんだ後、ドイルとラソーはクラブ歌手(スリー・ディグリーズ)の歌うナイトクラブに寄り一杯やっていた。そのナイトクラブで異常なまでに羽振りの良い男を見つけ、ドイルの提案によりその男を尾行する。男は妻アンジー(アーリーン・ファーバー)とともに小さな飲食店を経営するサル・ボカ(トニー・ロー・ビアンコ)だった。

 マルセイユ
 シャルニエはテレビの人気スターであるアンリ・デヴェロウ(フレデリック・ド・パスカル)と会う。シャルニエの計画ではデヴェロウの車に麻薬を隠してニューヨークへ渡ろうとしていたのだ。

 ニューヨーク
 ドイルとラソーはボカの陰にジョエル・ウェインストック(ハロルド・ゲイリー)という麻薬の大物がいることに気づく。また、二人は定期的にガサ入れしているバーで雇っている情報屋からニューヨークに異常なほどの麻薬が輸入されることを聞く。二人は上司ウォルト・イモンスン(エディ・イーガン)を説得し盗聴器の許可をとった本格的な捜査をしようとする。

 やがてニューヨークにアンリがやってきて、同時にリンカーン・コンチネンタルもニューヨークの地を踏む。シャルニエとニコリもニューヨークへ渡ってきた。

 捜査が始まり二人の捜査を監視する役目を担ったFBIの捜査官ビル・マルダリック(ビル・ヒックマン)をサイモンスンから紹介されるラソー。どうやらマルダリックは昔、貴重な捜査員一人をドイルとの捜査で死なせてしまったことからドイルを恨んでいた。また、ドイルもマルダリックのことを忌み嫌っていた。

 シャルニエはボカの弟ロー(ベニー・マリノ)と共に廃車および盗難車の競売で、リンカーン・コンチネンタルを買い占める。

 ボカの店の電話を盗聴していたドイルとラソー。ついにボカが異国人と落ち合う、という通話内容を掴みガッツポーズをする。

 その後、ドイル、ラソー、そしてマルダリックや同僚のクライン(ソニー・グロッソー)ら警官たちと共にボカの尾行をはじめる。ボカは大通りでシャルニエ、ニコリと接触。ドイルはシャルニエを取引相手と睨み、尾行するがシャルニエは地下鉄のホームでドイルを撒いてしまった。

 一方、ボカはウェインストックから刑事にも尾行され電話も盗聴されたのだからもう少し慎重な取引をしろ、と取引の先延ばしを命令する。ボカはシャルニエとの取引の機会を失うのでは、と内心焦っていた。

 ワシントンD.C.にて取引を開始するシャルニエとボカ。しかしボカから取引先延ばしを伝えられると、ウェインストックが慎重すぎると内心嘆いてから、執拗に尾行してきたドイルを邪険に思い、彼の抹殺をニコリに命じる。

 一方、取引を見逃してしまった、と思っていたドイルとラソー。ドイルはマルダリックと一悶着を起こし、サイモンスンから普段の勤務に戻るよう命じられる。

 悔しがりながら家に戻るドイル。しかしアパートに差し掛かったところでニコリの銃撃が飛んでくるがドイルでなく別の民間人に直撃する。

 ドイルはすぐさまニコリを追いかける。ニコリは高架線の駅に逃げ込んでから鉄道に乗り込む。鉄道に乗り損ねたドイルは車を半ば無理やり借りて、鉄道を高架線の下の車道から車で追いかける。

 ニコリは鉄道内に居た公安警官を射殺。運転室に乗り込み、駅で止まらないように命じる。

 走り続ける鉄道と荒っぽい運転で追い続けるドイル。ニコリは近づいてきた別の公安警官も撃ち殺し、極度の緊張に追い込まれていた運転手は気絶。鉄道は駅に停車していた前の鉄道と激突。ニコリは負傷する。

 命からがら駅のホームを降りたニコリは待ち構えていたドイルと遭遇。ドイルは逃げようとしたニコリを階段で撃ち殺す。

 その後、ボカが受け取ったリンカーン・コンチネンタルを怪しく思い見張っていた。夜頃、停車していたリンカーンの周りを何度も徘徊していた男たちを逮捕する。しかしそれはただのタイヤを盗もうとしたコソ泥だったようだった。

 ボカは仕方なく車を証拠品として回収する。そして車を解体して麻薬が隠されていないか調べる。とにかく解体しまくったがなかなか出てこない。だがラソーがマルセイユの出航時のときの重量が車の仕様書と違っていることに気づく。

 持ち主であるアンリは車がなかなか回収されないことを焦っていた。整備士は疲れ果て
「ロッカー・パネル以外は全部調べたけど何もないぞ」
 という言葉を聞き、ボカたちはロッカー・パネルも探す。そして麻薬が見つかった。

 ラソーは泳がすためにリンカーンをアンリに返す。アンリはシャルニエに車を渡して自分の名前に傷がつくことを恐れたアンリはこれ以上の協力を断る。

 ニューヨーク・ウォーズ島
 シャルニエはウェインストックとの麻薬取引を済ませる。大金を持ってウォーズ島を離れようとするがすでに警官が島の交通網を封鎖していた。シャルニエは車を島へ引き返す。

 取引現場である廃墟の工場へ引き返したシャルニエは倉庫へ逃げ込む。ボカは警察隊の銃撃に遭い死亡。ウェインストックらは降伏する。

 倉庫へ逃げ込んだシャルニエを追うドイルは中でラソーと合流。ドイルは倉庫の中にいた人影に向かって銃弾を撃ち込むが、それはマルダリックだった。ドイルは誤射してしまった。

 呆然とするラソー。ドイルはシャルニエを追いかけることを優先し、別の部屋へ走っていく。やがて一つの銃声が鳴り響いた。


 ウェインストック、アンリ、アンジー・ボカ、ロー・ボカらは後に微罪の判決を受けたり釈放されたりした。シャルニエは逮捕を免れてマルセイユへ逃亡。

 ドイルとラソーは麻薬課を転出となるが後に復帰した・・・




 いい娯楽映画でしたよ。やはりハックマンが電車を車で追いかけるシーンなんか豪快なアクションでしたよ。車はボッコボコになってましたが。あとはやっぱりこの映画は撮り方がうまい。ドイルがシャルニエを追いかけるシーンなんかもまさしくドキュメンタリー。私はストーリーより撮り方に魅入られたようです。映画は生活を映す、そう教えられてる気がしましたね。

 実は続編「フレンチ・コネクション2」が別の監督によって作られています。はたしてそれは観るべきか、いま考えているところですね。舞台はマルセイユだそうで、ロイ・シャイダーの相棒は出演してないんですよね。

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ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー 他

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