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戦争映画の名作「史上最大の作戦」を観ました。


『史上最大の作戦』 (1962年・米)
史上最大の作戦
スタッフ
監督:ケン・アナキン(イギリス関連部分)、ベルンハルト・ヴィッキ(ドイツ関連部分)、アンドリュー・マートン(アメリカ関連部分)
脚本:コーネリアス・ライアン他
製作:ダリル・F・ザナック
音楽:モーリス・ジャール
撮影:ジャン・ブールゴワン、ワルター・ウォティッツ
編集:サミュエル・E・ビートリー
キャスト
─アメリカ─
ベンジャミン・バンダーボルト中佐:ジョン・ウェイン(小林修)
ノーマン・コータ准将:ロバート・ミッチャム(谷口節)
セオドア・ルーズベルト准将:ヘンリー・フォンダ(野沢那智)
トム・ニュートン大佐:エディ・アルバート
ジェームズ・M・ギャビン准将:ロバート・ライアン(佐古正人)
フラー軍曹:ジェフリー・ハンター
シーン中尉:スチュアート・ホイットマン
ジョン・スチール一等兵:レッド・バトンズ
マティーニ一等兵:サル・ミネオ
アーサー〝ダッチ〟シュルツ一等兵:リチャード・ベイマー(宮本充)
レイモンド・O・バートン少将:エドモンド・オブ・ライエン(島香裕)
ドワイト・アイゼンハワー大将:ヘンリー・グレイス(大木民夫)
─イギリス─
ロバット卿:ピーター・ローフォード(大塚芳忠)
ジョン・ハワード少佐:リチャード・トッド(山野史人)
デビッド・キャンベル:リチャード・バートン(原康義)
フラナガン一等兵:ショーン・コネリー(宮本充)
─フランス─
ジャニーヌ・ボアタール:イリナ・デミック(田中敦子)
フィリップ・キーファ中佐:クリスチャン・マルカン
─ドイツ─
エルヴィン・ロンメル元帥:ヴェルナー・ヒンツ(中村正)
ギュンター・ブルメントリット大将:クルト・ユルゲンス(瑳川哲朗)
オッカー中佐:ペーター・ファン・アイク
エーリッヒ・マルクス:リヒャルト・ミュンヒ(西村知道)
ヴェルナー・プルスカット少佐:ハンス・クリスチャン・ブレヒ(山野史人)
ゲルト・フォン・ルントシュテット元帥:パウル・ハルトマン
などなど・・・


 ケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートン監督らの作品「史上最大の作戦」。原題タイトルは「The Longest Day

 原題と邦題は全然違うでしょう?原題タイトル通りに翻訳すれば「一番長い一日」になります。実は邦題タイトルは水野晴郎が意訳したんですよ。今じゃすっかりこの史上最大の作戦のタイトルがお馴染みになりましたね。

 凄い豪華なキャスト陣ですよね。ジョン・ウェイン、ロバート・ミッチャム、ヘンリー・フォンダ、もちろん英仏独からも豪華なキャストが。英国からはジェームズ・ボンドでお馴染みショーン・コネリーとかもこの映画に出演していますからね。半端じゃありませんよ。

 もちろんキャスト陣だけでなくストーリーも物凄い迫力のある作品に仕上がっています。第二次世界大戦で連合国を勝利に導いたも同然の決定的な決戦「ノルマンディー上陸作戦」を様々な国の視点から描いたドキュメンタリーっぽい作品でもあります。この映画を観ると日本が連合国に負けたのも頷けてしまいますね。

 さてケン・アナキン監督はディズニー作品を多く手掛けています。またジョージ・ルーカスと交遊があり「アナキン・スカイウォーカー」のアナキンは彼から使わせてもらったそうですよ。


【あらすじ】

 1944年6月4日。連合国は上陸作戦を進めていたが天候の問題で出撃できないでいた。このままでは兵士の士気が下がってしまう。上層部は悩みに悩みぬき、ついに6月6日の短い間だけのノルマンディーでの晴天期間にノルマンディー上陸作戦を決行する決意をする。一方、ドイツ側は悪天候から慎重な連合軍が攻め入るのはまだ先のことだと安堵していた。もし連合国側が上陸したとき、それは連合国にとってもドイツにとっても「一番長い日」になるであろう。史上最大の作戦の決行は刻一刻と迫っていた・・・



♪The Longest Day MARCH  ミッチ・ミラー合唱団(合唱風)

♪史上最大の作戦マーチ     ミッチ・ミラー楽団(BGM強調)










※今回は私の理解不足により、一部はWEB映画館様の文を参考にさせていただきました。

また、人名を分かりやすくするためにアメリカの人は赤、イギリスの人は青、フランスの人は緑、ドイツの人は紫で表記します。

【以下全文ネタバレ注意】











↓四行後にネタバレ文あり




 ドイツ西部軍B軍団総司令官、エルヴィン・ロンメル元帥(ヴェルナー・ヒンツ)は穏やかなフランス領ノルマンディー海岸で呟く。「連合軍の反攻があったとき、それは連合軍にとってもドイツ軍にとっても〝最も長い一日〟になるであろう」

ロンメル元帥

 また、ドイツ西部軍最高司令官のゲルト・フォン・ルントシュテット元帥(パウル・ハルトマン)は参謀のギュンター・ブルメントリット大将(クルト・ユルゲンス)からの警戒態勢をとるべきという提言を無視し、悪天候から連合軍の侵攻はありえない、と判断し警戒を緩める。またロンメル元帥ももはや連合軍の侵攻もあるまい、と判断し本国ドイツに帰って行った。

 連合軍は米・英、そして祖国奪還を宿願する仏の軍人たちによって構成されていた。

 上陸作戦本部があるイングランド。アメリカ第82師団の第505落下傘〈パラシュート〉歩兵連隊のベンジャミン・バンダーボルト中佐(ジョン・ウェイン)は出撃に備え落下地点の検討をしていた。またノーマン・コータ准将(ロバート・ミッチャム)は参謀のトム・ニュートン大佐(エディ・アルバート)に息抜きをするよう言われても、延期され続ける上陸作戦に苛立ちを感じていた。延期すればするほど、兵の士気も下がるのは言わずとも分かることだった。

 このまま悪天候では再び出撃は延期されるか。そんな時にイギリス空軍気象部が少しの間の天候回復を確認した。

 一方、ドイツ第84軍団長エーリッヒ・マルクス大将(リヒャルト・ミュンヒ)はありえないであろう、ノルマンディーからの上陸を戦闘シュミレーションして他の将軍たちと遊戯する。

 イギリス空軍気象部からの報告により、連合軍最高司令本部最高司令官ドワイト・D・アイゼンハワー大将(ヘンリー・グレイス)は侵攻作戦の開始命令を下すのだった。

 これに連合軍は進撃の準備に走る。待ちに待った出撃命令にイギリス陸軍・第一特殊旅団ロバット卿(ピーター・ローフォード)やアメリカ陸軍第4歩兵師団レイモンド・O・バートン少佐(エドモンド・オブライエン)らは歓喜しながら出撃準備に乗り出す。

 ドイツのナチ政権に支配されたフランス。レジスタンスのジャニーヌ・ボアタール(イリナ・デミック)はラジオ放送のヴェルレーヌの詩〝秋の風〟の一節を聞き工作運動に乗り出す。ドイツ軍情報部もこの放送を傍受するが第15軍司令官ハンス・フォン・ザムルート上級大将(アーネスト・シュローダー)は落ち着き払い、あくまで警戒態勢を維持せよ、という命令しか出さなかった。

 1944年6月6日。ついに上陸作戦が決行される。一番長い日の到来であり史上最大の作戦が始まった。

 6月6日未明。イギリス陸軍第6空挺師団のジョン・ハワード少佐(リチャード・トッド)に課せられた任務。それはオルヌ川流域にあるペガサス橋を敵に破壊させないために奇襲攻撃を行い迅速な攻略、そして応援部隊が到着するまでの橋の防衛だった。

 ハワード少佐は飛行機の着陸後、すぐに橋の防衛にあたるドイツ軍を駆逐。橋に仕掛けられた爆弾を解除し橋を制圧した。15分弱の迅速な作戦は成功。あとは応援部隊が到着するまで橋を守り抜くだけだったがこれは困難な任務でもあった。

 午前1時7分。カーン上空の空挺部隊はゴム人形を降下させ敵の目を引きつけ工作部隊を密かに降下させてレジスタンスと合流させる。レジスタンスと工作部隊はすぐさま敵の兵士が大量に乗り込んでいる蒸気機関車の線路に爆薬を仕掛ける。そして機関車がその地点を通った瞬間に爆薬の仕掛けを発動し爆発。蒸気機関車は脱線すると共に車両を爆発させて横転する。

 アメリカ第82空挺師団はサン・メールという町の外れに目がけて一斉に降下するがどうしても目標から外れる部隊もあった。

 午前2時3分ごろ。サン・メールでは知らない兵が庭や町に降りてきたという報告が続々と出てくる。そんななか、シーン中尉(スチュアート・ホイットマン)やジョン・スチール一等兵(レッド・バトンズ)は市内に降下してしまい上空の敵に気付いたドイツ軍に一斉に集中砲火を受ける。スチール一等兵は教会の屋根に引っかかってしまい、地上で次々と待ち構えたドイツ兵に狩られていく仲間たちや誤って火事の家に降下してしまう仲間を見て絶望を抱く。

 また、仲間とはぐれたマルティーニ一等兵(サル・ミオネ)は仲間との合流の合図を敵兵の拳銃を構える音と聞き違え敵兵の前に飛び出し撃ち殺されてしまう。

 アーサー〝ダッチ〟シュルツ一等兵(リチャード・ベイマー)は仲間とはぐれ一度、第101師団と合流するがその師団とも再びはぐれてしまう。

 ドイツ西部軍・空軍作戦司令部オッカー中佐(ペーター・ファン・アイク)は第352沿岸砲兵師団指揮官のヴェルナー・プルスカット少佐(ハンス・クリスチャン・ブレヒ)にノルマンディー海岸を偵察するよう命じられる。プルスカットは未だ異常は無いと報告しオッカー中佐は待機を命じる。

 一方、目標降下地点を大きく外れ更に足を骨折してしまったバンダーボルト中佐。彼は部隊を率いてサン・メール制圧を目指し進軍する。

負傷したバンダーボルト中佐

 マルクスから陽動作戦に意味があると話されたドイツ・第7軍参謀長のマックス・ペムゼル少将(ヴォルフガング・プライス)。ペムゼル少将は連合軍上陸地点がノルマンディーと断定する。

 ドイツ西部軍ルントシュテット元帥はあくまでノルマンディー上陸作戦は陽動で主力はカレーに到来する、と予測。ノルマンディーに主力を乗り込ませようとするなど戦略的に正気の沙汰とは思えなかったからだ。自身に戦車隊を用意させるようヒトラー総統に許可を取ろうとする。

 一方、海岸を目指す連合軍の戦艦で。アメリカ陸軍第4歩兵師団バートン少佐は副師団長のセオドア・ルーズベルト准将(ヘンリー・フォンダ)を呼び出し、出撃とルーズベルト准将は戦艦に残るように指令を出す。彼の父親はセオドア・ルーズベルト大統領。この准将はセオドア・ルーズベルトjr.というわけで戦場に出すわけにはいかなかったのだ。

 だがルーズベルトは部下を今まで鍛え上げた私が前線に立ち陣頭指揮を執るのは当然だ、と譲らなかったために彼の熱意に押されバートン少佐は上陸を許可してしまう。

 ベルリンにて。参謀本部のアルフレート・ヨードル上級大将(ウォルフガング・ラクスキー)はルントシュテットに「総統は睡眠中なので起こすことは出来ない。まだ許可を取ることはできない」と言いつける。ルントシュテットは総統を一大事にも関わらず睡眠薬を飲んで寝ているから起こせない、というドイツの敗北を悟るのだった。

 朝日が昇り、プルスカット少佐はノルマンディー海岸から見える戦艦の連隊に目を疑い、すぐさまオッカー中佐に報告。オッカー中佐も最初は信じなかったが戦艦からの艦砲射撃が始まると異変を察知する。

 ドイツ空軍のヨーゼフ・ピップス・プリラー大佐(ハインツ・ラインケ)はパリの司令官ウォルフガング・ヘイガー将軍(カール・ジョン)からたった2機しか戦闘機が無いにも関わらず侵攻作戦を伝えられ出撃を命じられる。プリラーは部下の一人と共に死を覚悟するのだった。

 午前6時32分、オマハ・ビーチ。コータ准将率いるアメリカ陸軍・第29師団は上陸する。しかしドイツ軍によって前進を阻まれ海岸に釘付けにされてしまう。

コータ准将

 午前6時44分、ユタ・ビーチ。ルーズベルト准将は簡単に上陸できてしまうが、どうやら目的の上陸地点とは違っていたようだ。ルーズベルト准将はやむを得ずその地点に援軍物資を運びこむ。

 午前6時49分、ゴールド・ビーチ。ドイツ空軍プリラーらは上空から上陸してくるイギリス陸軍を駆逐する。

上陸作戦

 午前6時53分、ソード・ビーチ。ロバット卿率いるイギリス陸軍コマンド部隊。フラナガン一等兵(ショーン・コネリー)は次々と上陸させていき、イギリス海軍のコリン・モード大尉(ケネス・モア)は海岸の陣頭指揮をテキパキと執っていく。また、ドイツ西部軍のプルスカット少佐も本部へ戻ろうとして敵機の攻撃を受け、負傷する。ロンメルは妻の誕生日に靴をプレゼントしていた際に侵攻作戦を知り、呆然とする。

 午前7時11分、オック岬。アメリカ陸軍レンジャー部隊は岬の急な崖を登る。ドイツ軍が崖上から次々とレンジャー部隊員を発砲して落としたり、フックを外して落下させたりとするが、レンジャー部隊は無事に登り切り、ドイツ軍の要塞を制圧する。

 しかしその要塞には砲台も置かれておらず実は要塞ではなかったことに気付く。無駄骨だったことにレンジャー部隊は徒労に終わったと疲労を感じる。

 西部軍のルントシュテット元帥はヒトラーに再び戦車隊を仕切らせるよう提言するが、今度は本部が侵攻作戦の報に機嫌が悪くなったヒトラーに誰もその提言を切り出せない、と言われてしまう。参謀のブルメントリットルントシュテットが頭を下げてお願いすればヒトラーも聞くだろう、と言うがルントシュテットは「ボヘミアの伍長(ヒトラーの経歴)なんかに頭を下げられるか!!」とプライドの高い発言をしてそれを断る。

 オルヌ川、ペガサス橋。橋を守り続けていたハワード少佐の下にロバット卿の部隊がついに到着。ドイツ軍への反攻に出る。

 サン・メールの町を目指すバンダーボルト中佐は途中で部隊とはぐれた仲間を拾いながら進軍していく。

 フランス海軍のフィリップ・キーファ中佐(クリスチャン・マルカン)は祖国解放を部下のフランス兵と共に誓って上陸。ウィストラムを攻略する。

 ドイツ情報部のペムゼル少将はアメリカ陸軍が海岸に釘付け状態にあるという報告を聞き海岸で追い返すことが出来ればドイツにも勝機があると幹部たちに話す。

 オマハ・ビーチ。コータ准将は未だに海岸に釘付け状態で突破できずにいたものの撤退を提案するニュートン大佐に「我々が海岸を突破できなければ負け戦だ」と説得し三度も失敗している突破作戦を再び実行する。

 やがてバンダーボルト中佐はサン・メールを制圧。教会の屋根に吊られて生き残っていたスチールなどの生存者を保護する。スチールは教会の鐘を近くで聞かされ続けて難聴になっていた。やがて町で善戦していたシーン中尉と合流し、未だに木などに吊るされたまま死んだ降下部隊の兵士の遺体を収容させ、部隊を分けてバンダーボルト中佐は再び進軍する。

 オマハ・ビーチ。コータ准将はフラー軍曹(ジェフリー・ハンター)を少尉に昇格させ、両側から機銃による掃射があるコンクリートの防壁爆破を命じる。フラーは爆薬を一度、仕掛けて爆破。その後、二度目の爆破を行おうと再び爆薬を仕掛けるが、フラーは機銃の銃弾に倒れる。やがて違う兵士が導線を回収し爆破に成功する。コータ准将は一気に部隊を進撃。ニュートン大佐が戦死するなど甚大な被害を受けながらも防壁をついに突破した。

 ドイツ第84軍団長のマルクス大将は実戦シュミレーションが的中したことに笑みを浮かべる。

 まだ味方と合流できないダッチは戦闘機を撃墜され負傷しているイギリス空軍のデビット・キャンベル大尉(リチャード・バートン)と出会う。靴を反対に履いているドイツ兵の死体、撃墜されて負傷した自分、味方とはぐれながらも無傷で一発も銃を撃っていないダッチ。戦争とはそんなものだ、と語るのだった。

 オマハ・ビーチでコータ准将は突破された防壁から進軍するアメリカ陸軍、海岸での激戦の傷跡や転がる兵士の遺体を見て新しい葉巻を咥えて前線司令部へ向かう。










 戦争映画の大作であり名作であります。まるでドキュメンタリー映画のようでしたよ。素晴らしい出来上がりでしたねえ。

 決して戦争を肯定し綺麗なものに見せかけている訳じゃないんですよ。次々と転がる兵士の死体、そしてちょっと出てきたリチャード・バートンによるセリフ。決してこの戦争を繰り返すな、という訴えでもあるんですよ。


史上最大の作戦 名場面集
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Category: 洋画サ行

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