上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
バカバカしい映画も良いモンです。


『トップ・シークレット』(1984年・米)
トップ・シークレット
スタッフ
監督:ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー
脚本:ジョン・デイヴィソン、ハント・ロウリー
製作:ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー、マーティン・バーク
音楽:モーリス・ジャール
撮影:クリストファー・チャリス
キャスト
ニック・リバース:ヴァル・キルマー(山寺宏一)
ヒラリー・フラモンド:ルーシー・ガタリッジ(佐々木優子)
セドリック:オマル・シャリーフ(池田勝)
ドゥクワ:ハリー・ディトソン(千田光男)
デジャヴ:ジム・カーター(西村知道)
アルバート・ポテト:シドニー・アーノルド
書店主人:ピーター・カッシング
チョコレート・ムース:エディ・タゴエ(島香裕)
マーティン:ビリー・J・ミッチェル
ポール・フラモンド博士:マイケル・ガフ(田村綿人)
ナイジェル:クリストファー・ヴィリアーズ(千葉繁)
ヴォン・ホルスト:ウォーレン・クラーク
ストレック将軍:ジェレミー・ケンプ(寺島幹夫)

 ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー監督作品「トップ・シークレット」。原題は「Top Secret!

 まあコメディ映画でしてこの映画にはいろんな小ネタが仕込んであるんですねえ。他の映画のオマージュだったり、クスッと笑えるネタが仕込んであったり。この映画を見てるとアメリカのコメディ・ドラマを見ている感じがしますね。

 主演はヴァル・キルマー。後に「トップガン」(1986年)でアイスマン、を演じたり「バットマン フォーエヴァー」(1995年)ではブルース・ウェインことバットマンを演じたりしてる人です。この人がまだ若くて映画初デビューにして主演という作品がこれです。随所に歌と踊りが入るんですが、彼の身のこなしの軽さはなかなかのものですね。

 他にも脇役に名優オマー・シャリフが出ているところとか、3分にも満たない程度の登場シーンで昔、怪人役でお馴染みのピーター・カッシングが出ているところとかも「おおぉ!すっげえ!」と心躍りました。

 映画監督が3人いるんですが、この3人は一緒に組んでコメディ映画をよく撮ったりしてますね。「裸の銃を持つ男」シリーズもこの3人が手掛けてます。兄のデヴィッド、弟のジェリーのザッカー兄弟と友達のジム・エイブラハムズの3人。3人は共同映画製作チーム「ZAZ」を名乗ってます。

 舞台は東ドイツ。当時は冷戦真っ只中でドイツも東ドイツ、西ドイツに分かれている時代でした。東ドイツはソ連領なので、思想は社会主義。この映画では東ドイツが、まるでナチス政権のように描いています。これ見て私、アメリカの東ドイツへ抱くイメージってこんななのか、と笑ってしまいました。

 吹き替えはテレビ放送版です。DVD収録されていないバージョンですね。たまたま拝見することが出来たのでよかったです。

 あと、一応ストーリーも書きますがコメディ映画ほど文章で表現しにくいものもありません。ぜひ実際に視聴することをオススメします。


【あらすじ】

 アメリカの人気歌手ニック・リバースは東ドイツの文化祭に招待される。しかし彼は銃をつきつけられたヒラリー・フラモンドという女性をひょんなことから助け出してしまい、投獄。コンサート中にヒラリーの手助けで逃亡し、彼女と共に囚われた彼女の父を助けることになる。


♪スケット・サーフィング/ヴァル・キルマー











※一部下ネタ注意

【以下全文ネタバレ注意】













↓四行後にネタバレ文あり




 東ドイツ。
 英国人スパイのセドリック(オマル・シャリーフ)は列車内でスパイだと気付かれ逃亡を図る。ストレック将軍(ジェレミー・ケンプ)は彼を見つけ次第殺すよう命じ、日曜日の文化祭に世界の関心が向けられている隙に東ドイツはジブラルタル海峡を越え戦争を仕掛ける準備を進めていたのだった。

 列車内でドイツ語の勉強をしていた大人気のロック歌手ニック・リバース(ヴァル・キルマー)。ニックは東ドイツの文化祭に世界的アーティストとして招待されていたのだ。

 国境の駅で、東ドイツ軍将校ヴォン・ホルスト(ウォーレン・クラーク)からアメリカ人特有の好奇心を発揮するなよ、とバカにされながら釘を刺されドイツ語で「お前の母ちゃん出べそ」と言い返す。一触即発の空気と化したが、ニックのマネージャーのマーティン(ビリー・J・ミッチェル)がなだめてその場は収まる。

 逃亡していたセドリックは情報屋(イアン・マクニース)から英国が助け出したい博士の行方が分からないこと、今夜、バレエを見に行くとレジスタンスのリーダーと会える、という情報を聞かされる。しかしセドリックは乗り込んだタクシーの運転手にハメられ、プレス工場で車ごと押しつぶされてしまう。
元ネタ:「007 ゴールドフィンガー」(1965年)

 ヒラリー・フラモンド(ルーシー・ガタリッジ)は東ドイツ政府の監視から逃亡しスパイと接触するが、警察にその場面を目撃され追われる羽目に。すぐ近くのレストランの夕食会に紛れ込もうとする。

 一方、ニックは文化祭の関係者ではないから、と給仕長(ジョン・シャープ)に足止めを食らっているヒラリーを発見。彼女を自分の連れだ、と給仕長に嘘をつき、彼女を助けて彼女とダンスに興じる。

 その後、世界的歌手にこの場で歌ってもらいましょう、という給仕長の紹介を受け、ニックのことではないのに自分のことだと勘違いしたニックは勝手にマイクをとって歌ってしまう。場は大盛り上がりだったが、ヒラリーは警察隊を発見しその場を後にする。



 ホテルの部屋でヒラリーはセドリックと落ち合うことになっていた。そこへ車ごと押しつぶされたセドリックがやってきた。セドリックはヒラリーにバレエを見に行くとレジスタンスのリーダーと会える、ということを伝えヒラリーは自分がそのリーダーと会いに行こうとする。

 バレエの3階席で、ヒラリーは男と会うがその男は警官だった。警官はヒラリーに銃をつきつける。その場面を目撃したニックはすぐにその場へ向かい、警官と顔の掴み合い。警官の顔にはつかまれた痕が。その後、警官を突き落す。
顔の掴み合いで痕が残るシーンの元ネタ:「外套と短剣」(1946年)

 ニックはヒラリーを連れて逃亡。万事休す、というところでヒラリーを先に外に逃がして自身は囮になって警官たちに捕まった。

 ニックは独房で壁にチョークで線を20本書いていた。そこへマネージャーのマーティンがやってきて、文化祭の日まで我慢すればいい、と励ます。そして妻を満足させられない、と相談をしてきたマーティンにニックはアナルバイブをプレゼントする。

 やがてニックは兵士と神に祈る牧師に連れられ、牢を出される。そして牧師が電気椅子に座り、処刑された。ストレック将軍はニックのマネージャー、マーティンが大使館などに交渉もできないままアナルバイブの強度調節を誤って死んでしまったこと、落ちた警官が死んだら銃殺刑だ、と脅す。

 そこに電話がかかってくる。将軍はその電話を受け「容態が変わったら伝えてくれ」と言って受話器を置く。将軍は警官が死んだことを話し、ニックの銃殺刑が決まる。

 独房に戻されたニックはなんとか脱獄できないか、と穴を探す。穴の一つに飛び込み、ついた場所は研究所らしきところだった。彼はポール・ブラモンド博士(マイケル・ガフ)で、東ドイツに囚われ娘の命を人質に日曜日の出兵までに機雷を作ることを強要されていたのだ。

 ニックは開発品の一つに触れてしまい、その開発品が壁を破壊。兵士が次々となだれ込んできてニックは捕まった。

 その後、ニックのコンサートが予定通り行われることになり死刑執行間もなくだったニックは延期となり一時釈放される。

 その後、ニックのコンサートは若い女子たちの大きな黄色い声援を受けまくる。それはビートルズのよう。やがて舞台天井から糸で吊るされて降りてきたギターをつかんで舞台天井にあがる。兵隊は銃で撃とうとするが、興奮してステージに勢いよく上がってきた女子たちの波に飲まれる。吊るしていたのはヒラリーだった。ヒラリーとニックはバイクで逃亡。



 二人はカップルの溜まり場である公園のベンチに座る。そしてニックはヒラリーから父のポール博士を探している、と聞かされ写真を見せられる。ニックは昨日、この人物に刑務所で出会った、と教えポール博士を助けるのを手伝うことに。

 そこに運悪く兵隊が。ニックとヒラリーは誤魔化すためにディープキスをする。

 兵隊をやり過ごしたあと、ニックとヒラリーはレジスタンスの協力者である古本屋に行く。店主(ピーター・カッシング)に状況を説明。レジスタンスのリーダーの居場所を教わり、避難棒で二階にあがってかくまってもらう。

 その二階でヒラリーは昔のことを話す。昔、海で遭難し流れ着いた島でナイジェル(クリストファー・ヴィリアーズ)という青年と愛を深めたことがあるらしい。しかしナイジェルはある日、漁に行ったきり帰って来なかった。ヒラリーは外国船に拾われたのだった。
元ネタ:「青い珊瑚礁」(1980年)

 ニックも昔、母親とたまたま呼び出しアナウンスが壊れていた日にデパートで生き別れたのだ。それ以来、デパートで働いていたがある日、広報用のCMのソングを募集していたときにニックが考え付いた歌を上司に話しそれがヒットのきっかけとなったのだ。

 二人はその夜、暖炉の火をバックに愛を深める。

 翌朝、レジスタンスの隠れ家にやってきたニックとヒラリー。最初は警戒するドゥクワ(ハリー・ディトソン)やアルバート・ポテト(シドニー・アーノルド)らだったがレジスタンスのリーダーが現れ警戒を解く。それはナイジェルだったのだ。ナイジェルとヒラリーは再会を喜び合う。ニックは複雑な気持ちになる。

 好きになった相手をとられたニックはレジスタンスのデジャヴ(ジム・カーター)、チョコレート・ムース(エディ・ダゴエ)らに励まされる。一方、ナイジェルは島に戻れなかった理由を話す。なんでも漂流したところを外国船に拾われるが外国語のために通じず島に戻れなかったらしい。

 直後、東ドイツ政府軍が隠れ家を襲撃。レジスタンス達は応戦。散り散りに解散してからレストランで集合することに。隠れ家から応戦したレジスタンス達は派遣された政府軍の部隊を壊滅させる。

 その後、レストランで集合したレジスタンス達。しかしナイジェルによれば内部に内通者がいるのだという。ニックだけに先に帰国することになったが、刑務所に囚われたポール・ブラモンド博士の場所はニックにしか分からない。ニックは協力を断るがヒラリーに説得され協力することに。

 夜、飛行機からパラシュートで刑務所近くへ降りる一行。空中でヒラリーはニックに、再会は驚いたがナイジェルへの好意はもう薄れニックに傾いているのだ、と言われる。二人は愛を再び確かめ合い、空中でキスをする。バックには暖炉が飛んでいる。

 刑務所を見つめながら、ナイジェル中心に作戦が立てられる。ナイジェルとドゥクワは刑務所で飼われている牛の行列に紛れ牛に変装。発電小屋に行き、柵の電気を切ってから、ニック、チョコレート・ムース、デジャヴの三人が刑務所に潜入し博士を救出してから、ヒラリーが逃亡用トラックを運転する、という作戦が立てられ実行される。

 ナイジェルとドゥクワは牛に化けて散歩の行列に紛れ込む。ナイジェルが後ろ、ドゥクワが前。列からはぐれたフリをして、変電所へ向かうが道中、子牛が近づいてきておっぱいの部分を吸い始める。それはナイジェルの男性器でナイジェルは悶絶する。

 くだらない事を終えてからナイジェル達は小屋に行き柵に流れる電流の電源を切る。それによってニック達は柵をペンチで穴を開けて刑務所に潜入。壁をよじ登り、衛兵の軍服を奪ってから、衛兵に変装してポール・フラモンド博士を救出する。

 フラモンド博士はすでに壁に穴を開けており、フラモンド博士の作った穴は自動車のトンネルのようなものだった。

 一方、ドゥクワはナイジェルに銃をつきつけられ、発電小屋の電力を復活させてしまう。内通者はナイジェルだったのだ。まだ牛の格好のままのナイジェルは後ろから来た牛に掘られてしまう。

 カクカク歩きのナイジェルは、トラックまで戻りヒラリーに銃をつきつけトラックに乗るよう言う。ナイジェルは漁に行って行方不明になったあと、船に拾われたが、その船は東ドイツの共産主義の船だったのだ。ナイジェルは共産主義者たちから教えを受け、東ドイツに協力していたのだ。

 トラックが居るべき位置に戻ったニックたちだったがトラックがいない。そこへドゥクワが戻ってきてナイジェルが裏切り者だったことを知らされる。

 そこへ東ドイツの衛兵たちのトラックが追いかけてくる。チョコレート・ムースはタイヤをパンクさせる。フラフラのトラックは近くにたまたまあったフォード社のフォード・ピントという車の後部にチョコっと当たりピントは大爆発。トラックも爆発に巻き込まれる。

 ニックはヒラリーを取り戻すことを決める。ドゥクワたちは先に空港へ行くことになり、デジャヴがニックに熱烈なキスをしてお見送りをする。

 ニックはバイクでナイジェルの運転するトラックを追いかける。
元ネタ:「大脱走」(1963年)

 トラックに追いついたニックはナイジェルを運転席から引きずりおろそうとして、二人で橋から川に落ちる。

 川底に立った二人は殴り合い。やがて舞台は川底にある西部劇の酒場っぽいところに移る。殴り合いの末についにナイジェルに勝利するニック。ニックはヒラリーと共にバイクで急いで脱出用に飛行機まで向かう。

 出発時間までに飛行機の場所へたどり着いた二人。ヒラリーは父ポールとの再会を喜び合う。

 ヒラリーはこの国でまだやり残したことがある、とアメリカへの旅立ちを拒否する。しかしドゥクワやニックの説得があり、物価の違いなど不安がありながらもニックが優しく諭し二人はキスする。

 国内で活動を続けるドゥクワ、チョコ・ムース、デジャヴ、そしてなぜかそこに居た案山子さん(リチャード・ボーンヒル)と別れを告げ、ヒラリー、ニック、ポール博士の3人はアメリカへと飛び立つのだった。
元ネタ:オズの魔法使い









 実は主人公ニック・リバースの役そのものがエルビス・プレスリーのパロディーだったりするんですよね。アホらしくて笑っちゃいますよ。私はいつも、文の締めはきれいに終えたいなあ、なんて思うのに一番最後に元ネタ解説って・・・悲しくて仕方ないです。

 ちなみにこの映画、パックンらしきものが登場するシーンがあるんですが、エンドロールにスペシャルサンクスのところに「ナムコ」ってあるんですよ。ちゃんとナムコから許可とって使わせてもらってたみたいですね。

トップ・シークレット [DVD]トップ・シークレット [DVD]
(2003/09/26)
ヴァル・キルマー、ジム・エイブラハムズ 他

商品詳細を見る
スポンサーサイト
Category: 洋画タ行

E.T. | Home | パン屋の楽しみ

Comment

子どもの頃に深夜にテレビで観た古いおバカ映画のタイトルを思い出せずにいました。
監督?か脚本家?をディスり、キャスト2名がカメラ目線になるシーンが印象に残っています(もしかしたら他作品と記憶が混ざってるかも)
こちらの作品、観てみようと思います!ありがとうございました☆

2014/05/10 (Sat) | 通りすがり #- | URL | Edit

Post comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。