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刑事

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ニューヨーク、シナトラ、刑事物語。お洒落な組み合わせです。


『刑事』The Detective (1968年・米)
刑事
スタッフ
監督:ゴードン・ダグラス
製作:アーロン・ローゼンバーグ
原作:ロデリック・ソープ
脚本:アビー・マン
撮影:ジョセフ・バイロック
特殊効果:L・B・アボット
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
キャスト
ジョー・リーランド:フランク・シナトラ
カレン・リーランド:リー・レミック
ノーマ・マカイバー:ジャクリーン・ビセット
トム・ファレル署長:ホレース・マクマホン
デーブ・シェーンステイン刑事:ジャック・クラグマン
カラン刑事:ラルフ・ミーカー
ネスター刑事:ロバート・デュヴァル
ロビー・ラフリン刑事:アル・フリーマン・ジュニア
テディー・ライクマン:ジェームズ・インマン
コリン・マカイバー:ウィリアム・ウィンダム
フィリックス・テスラ:トニー・ムサンテ
ウェンデル・ロバーツ博士:ロイド・ボックナー


 ゴードン・ダグラス監督作品「刑事」。原題は「The Detective」。

 ゴードン・ダグラス。この人は刑事もの、アクションもの、西部劇ものなど多くの作品を手がける人でもあります。他に「電撃フリント・アタック作戦」(1967年)、「続・夜の大捜査線」(1970年)なども作った監督さんです。50年代~70年代後半まで映画を作ってました。
 元々はゴードン・ダグラスではなく、マーク・ロブソンが監督する予定だったようですがシナトラがダグラスと組んだ際に彼を気に入ったのと「脱走特急」(1965年)の撮影での衝突が原因でダグラスが置かれたようです。

 製作はもともとあの「ゴッドファーザー」(1972年)や「チャイナタウン」(1974年)の製作を務めることになるロバート・エヴァンスがする予定で契約に署名もしたんですが、パラマウントに製作部長として引き抜かれたようですね。

 主演はフランク・シナトラ。この人はあまりにも有名な歌手であり俳優でありますね。この映画はシナトラの俳優キャリアの中で後半の方の作品です。貫禄があって頑固な名刑事というのが似合ってました。ダグラス監督とは「セメントの女」(1968年)、「トニー・ローム 殺しの追跡」(1967年)、「七人の愚連隊」(1963年)でも組んでいます。

 さてシナトラはこの映画の公開の年に当時の奥さんのミア・ファローと分かれてます。ミア・ファローに家庭に入るよう強要したシナトラで、ファローに期限付きの撮影の参加を認めます。しかしその期限を破ったら離婚、と。ファローは「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)の撮影に参加しましたがスケジュールが遅れたのと前述したロバート・エヴァンスに説得されてミア・ファローは離婚を決意したようです。

 シナトラの奥さん役はリー・レミック。やはりこの女優さんといえば、「酒とバラの日々」(1962年)でジャック・レモンの奥さんになって酔っ払いになった人でしょうか。あとは「オーメン」(1976年)でグレゴリー・ペックの奥さんもやってましたね、怖い役でしたよ。この「刑事」という映画では色情狂の女性を演じてます。

 あと未亡人ノーマ・マカイバー役はジャクリーン・ビセットになりましたね。でもこの役、他にも「鳥」(1963年)で小学校教師を演じたスザンヌ・プレシェットやバーバラ・パーキンスもオーディションを受けていたようです。確かにジャクリーン・ビセットも綺麗なんですが私にはスザンヌ・プレシェットに勝ってこの役を勝ち取ったというのが少し意外でした。

 さてこの映画の原作はなんと、ダイ・ハードの“原作小説”の前作らしいんですね。そもそもダイ・ハードの映画自体原作より登場人物の設定やテロリストの設定を変えてるようでして、それでも私は驚きましたね。向こうはブルース・ウィリスがマクレーンを演じていて、若々しいのに前作に値するこの映画では初老のフランク・シナトラが演じている。この映画はアクションもそんなに無いですもの・・この映画の小説の続編がダイ・ハードなのだ、と教わっても疑ってしまうほどになにもかも違う映画でした。

 実は後の「ダイ・ハード」(1988年)でもシナトラは出演を打診されたようですが、73歳という高齢で流石に無理だったようです。ちなみにシナトラとウィリスは「第一の大罪」(1980年)で共演しています。

 一番最初に言ったとおり、この映画はニューヨークが舞台。アクションは抑え目。名音楽家のジェリー・ゴールドスミスが音楽を担当していて全体的にお洒落です。でもニューヨークの街が綺麗なのに刑事さんたちや警察署はまるでドブネズミのように汚いし、暴力だらけ。組織の腐敗が示されてますね。その中でシナトラが頑固な刑事。シナトラが醸し出すお洒落な雰囲気はミスマッチ。だからシナトラがそんな汚さと戦うのではないでしょうか。


【あらすじ】

 ニューヨーク市警の刑事ジョー・リーランドはホモが惨い死体で殺された事件を捜査する。容疑者は同居人のホモ。ジョーは頑固者の刑事で出しゃばってきた議員に喧嘩を売りつける。それが原因でこのままでは警部補への昇進が難しい。署長は二日以内に解決すれば警部補に昇進できる、というが・・・

)













【以下全文ネタバレ注意】














↓四行後にネタバレ文あり




 ニューヨーク市警の刑事ジョー・リーランド(フランク・シナトラ)は巡査のケリー(シュガー・レイ・ロビンソン)に挨拶をして現場のマンションに入る。今月3件目の殺しで被害者は実業家ライクマン家の子息テディー(ジェームズ・インマン)。

 ジョーは新入りのロビー・ラフリン刑事(アル・フリーマン・ジュニア)を紹介される。二人で被害者の部屋に入ると、全裸で胸に数箇所の刺し傷、頭に数発の殴打痕、そして指数本と男性器が切断されたテディ・ライクマンの遺体が仰向けであった。

 ジョーは部屋に入ってきたデーブ・ショーンステイン(ジャック・クラグマン)に遺体の処理を任せ自分は部屋を調べる。そしてカラン刑事(ラルフ・ミーカー)に手がかりがないことを見つからないことを聞き、ネスター刑事(ロバート・デュヴァル)とメルシデス刑事(パット・ヘンリー)にロビーのことを紹介する。

 ジョーはベッドに精液のシミを見つけ、寝室の入口に白い砂を発見し鑑識に回す。更に薬品ケースの中身、そして洋服ダンスからオイルを発見し鑑識を回す。

 その後で検視官(ジェームズ・デュカス)から被害者テディがホモセクシャルであることを聞く。死因は殴打、指と性器の切断にはナイフが使われた模様。

 検視官の報告を聞いたあと、上の階の住人で被害者テディと親しかったキャロル・リンジャック(ディキシー・マークィス)の事情聴取をする。殺されたテディとの関係は親しい友人、という関係のようだ。またキャロルによれば同居人の男がいたという。ジョーはキャロルからテディには同居人の男がいるという重要証言を聞き、その男を探させる。

 そこにお喋り好きな議員さんがやってくる。ジョーは犯罪増加率の現象を訴える議員の肩書きを盾に押し入ろうとする議員を追い払う。

 警察署に帰ったあと、トム・ファレル署長(ホレース・マクマホン)に呼び出しをくらう。トム署長は警察署の評判を落とさないために過激なことはするな、と叱りつけるがジョーは頑固な男で反省の色一つ見せない。

 その後、ジョーは妻カレン(リー・レミック)が参加しているパーティを訪れる。だがジョーはカレンに話そうとしたことを止め、そのパーティを去る。帰りの車でジョーは昔のことを思い出す。

 ジョーは大学で教員をするカレンに一目惚れした。そしてカレンも出逢いを重ねるうちに少し変だけど男らしいジョーに惚れ込み結ばれる。その後、ジョーがカレンに結婚を申し込み二人は見事に結婚する。

 ある日、ジョーはスピード違反の犯人を撃ち殺してしまった警官ジャック・ハーモン(トム・アトキンス)の聴取をする。ジャックの相棒のターナー(パトリック・マクヴィ)の証言を基に再現してみるが、どう見てもジャックの主張する拳銃の暴発とは食い違う。しかし面倒事を嫌うトム署長は不問に処してしまい、ジョーはジャックに「俺だけは貴様を許さん」と言って去っていった。

 帰宅したあと、カレンに公表するべきだ、と言われてもジョーは刑事であることに固執しそれを拒否する。父親がずっとヒラ刑事で、以前飛び降り自殺をしようとした人間を登っていって止めようとして失敗した過去をカレンに話す。そしてジョーはいつも自分から愚痴をこぼされて損な結婚をしたな、と言うがカレンはむしろ与えられる利益ばかり、と言ってジョーを励ます。

 ジョーはバーに来ていた。そこで見知った麻薬中毒者の娘シャロン(シャロン・ヘネシー)からジョーの計らいで自分の罪を今回は見逃してほしい、と頼んできてジョーはそれを承諾する。

 シャロンと入れ違いでトム署長がやって来る。ジョーはシャロンが麻薬を買うために金を稼ぐ19歳の娘だ、と皮肉交じりに紹介。そして税金がそういった貧困の人々の支援にきちんと行き届かず、自分たちのような人間の給料やお偉いさんの懐に入る現在のニューヨークの状況を嘆く。

 トムはホモのライクマンが殺された事件の進展について聞く。トムはジョーを今月の昇進試験に推しているらしく、圧力をかけて邪魔をする議員の鼻を挫くためにも、この事件を2日以内に解決すれば昇進は確実だ、と言う。慎重に捜査しようとしていたジョーだったが、やはり昇進はしたいようだった。

 翌日、記者会見に対応したジョー。記者の議員の抗議についての質問に挑発で返すのだった。

 ジョーはキャロルの証言を基に書いた似顔絵を持って警官隊を率いてゲイの溜まり場である港へ向かう。ゲイ一人一人に似顔絵の男と被害者テディーのことを聞いていくが、知っている人間はいない。ジョーはホモを差別し乱暴に聞き込みをするネスターを腹パンチしてたしなめる。

 ジョーは議員に喧嘩を売った新聞を読んだカレンから手助けできることがあったら言って、という励ましを受ける。それから部下の刑事たちに、被害者が持っていたオイルから被害者がスポーツジムに通っていたかもしれない、というルートで捜査を始めることにした。

 その捜査の甲斐あってデーブ・ショーンステイン刑事が被害者の通っていたジムを見つけた。店員に同居人の似顔絵を見せるとその同居人の身元も分かった。同じジムに通っていたフィリックス・テスラー(トニー・ムサンテ)だった。ジョーは被害者の部屋にあった白い砂から海辺のホテルを総当りする作戦に出る。

 ジョーはロビーと共に砂浜の近くのホテルを訪れる。そこでどうやらフィリックスが泊まってるようだ。ジョーはロビー係にフィリックスに電話しないよう釘を打っておく。

 階段を登ろうとしたジョーにロビーから容疑者がビーチへ逃げた、という知らせが。ロビーが容疑者のフィリックスを海岸で追いかけとっ捕まえる。

 警察署に連行されたフィリックス。カラン、ロビン、レスターらは手荒い取り調べを行うがフィリックスは黙秘。そこでジョーがみんなを追っ払い一人で吐かせようとする。

 ジョーはまずフィリックスの故郷カナダのトロントの話から始めて、被害者のテディは酷い仕打ちをする男だったんじゃないのか?という被害者の話から始める。フィリックスはポツポツと話を始め、テディの身体は女のように柔らかかった、とか性格と肉体の話から、フィリックスがテディを憎んでいたことを認めさせた。

 そこからジョーは畳み掛けるようにテディを憎んでいたから殺したのだろう、と押し付けるような質問をする。フィリックスは挙動不審な行動を取り狂ったように悶えてから、やがて自分が殺したことを認めた。

 フィリックスはテディのいわゆるホモセックスフレンドだったのだが、テディに飽きられてしまい家から出て行けと言われたという。お金のないフィリックスは職が見つかるまで同居させてほしかったのだがテディがそれを認めなかったのでフィリックスは激情のあまり殺してしまった、と泣き叫び狂ったように自白する。

 ジョーの昇進はほぼ決まったようなものだった。しかしジョーはホモセクシャルがホモセックスフレンドを痴情の縺れで殺した、というマスコミの格好の餌にされている姿に哀れんでいてあまり喜べなかった。また、フィリックスは取り調べのときに明らかに頭がおかしかったのにマトモな精神鑑定結果も出ずに検察が死刑にするだろう、ということを悔しく思っていた。

 ジョーはその夜、カレンの下に行きフィリックスが明らか精神異常者なのに死刑になるだろうことに不服なことを愚痴り彼女に愛を求める。そしてジョーはカレンと結婚してから、別居をするまでのことを思い出していた。

 ある夜、ジョーは妻カレンが学生時代の旧友マット・ヘンダーソン(リチャード・クリッシャー)と楽しくおしゃべりしている場面を見て声をかけた。そのときは本当にただの再会だと思ってた。

 しばらくして、ちょっと遠出の出張をしていたジョーが家に帰ってきた夜、カレンからマットと浮気していたことを聞かされる。ジョーはカレンを叱りつけて電話をさせてマットと別れさせる。

 別の夜、ジョーはバーからカレンが知らない男と出てくるのを目撃し引き離して家に帰宅させる。その知らない男というのはマットとは別人のようだ。カレンはどうやら結婚する前から一人の男のみと関係を持つことができない色情狂だったらしい。結婚してから治ったと思ったが最近、また再発しているという。しかしジョーへの思いは本当の愛である、と主張する。だがジョーは到底許せるはずもなく、今の別居の状態に落ち着いているのだ。

 回想が終わり、はっきりしない関係が続くことに苛立っていたカレンはジョーに別れるか関係を修復するか、を迫っていた。ジョーは関係を修復することだけはありえない、と言い残してカレンの下を去っていった。

 ジョーの昇進が決まった日、フィリックスの有罪と死刑が決まった。公開処刑に傍聴席で立ち会うジョー。フィリックスは目でジョーに何かを訴えかけ、それから電気椅子で処刑された。

 昇進して少し偉くなったジョーは事件の相談に来たノーマ・マカイバー(ジャクリーン・ビセット)の相談に乗る。ノーマは夫コリン(ウィリアム・ウィンダム)が競馬場から飛び降り自殺した、というのが信じられないらしく他殺を疑っていた。

 他にも事務所に泥棒が入ったり、検視官や雇った探偵までもが何かを恐れて執拗に自殺と決めつけたがること、遺留品の手帳が警察から戻ってきたときに数ページ破られていたことなど不審なこと続きでただの自殺ではないだろう、ということをジョーに話す。

 ジョーはその自殺の担当刑事カランに事件のことを聞く。カランはのらりくらりとジョーの尋問をとぼけて返す。しかし自殺であることに間違いはない、と何者かに命じられてるようにしつこく言う。

 しばらく外出して警察署に戻ったとき、ジョーは少女が、その少女の暮らしているアパートの使用人に誘拐・暴行されて殺された事件のことを知る。担当刑事のビリーはその使用人の容疑者を裸にひん剥いて尋問していた。ジョーはその容疑者に服を着せてやりビリーを叱責する。しかしビリーは逆上し、ジョーにホモ死刑にして昇進したくせに、と毒づく。

 トム署長とその件で話をしていたとき、スラム街の貧困層の人々のデモ隊をとっ捕まえる自分の署の警察隊を見て驚く。ジョーはそんなデモをするのは病院もマトモな住宅も立てずスラムのボロ家街に押し込める市のお偉いさんに原因がある、と主張。トムはそんなジョーを叱責し、君を次期署長に推薦したのだから揉め事を起こさないでくれ、と頼まれる。

 バーでジョーはカランと飲んでいた。カランは事件を自殺に処理することで自分に大金をくれる人間の存在を明かすが、誰とは言わなかった。

 ジョーはノーマから夫コリンの生前の写真を受け取る。その後でコリンの女性関係のことを聞いてた時、二人にカレンが話しかけてくる。たまたま同席じレストランで食事していたようだ。ジョーはカレンからの同席の誘いを断り、ノーマに別居中の妻だと話す。それからコリンの友達に精神科医のウェンデル・ロバーツ博士(ロイド・ボックナー)がいることを明かす。そしてレストランを離れる。

 ロバーツ博士の家を訪れたジョー。そこにはロバーツ博士のほかにノーマもいた。ノーマはよく隣家同士ということで遊びに来ているらしい。ロバーツと一対一で話そうとするジョーを察しノーマは砂浜に出かけた。ジョーはロバーツ博士が何かを隠していることを確信する。

 ジョーはノーマから知らされた事務所の他に書類を置いていた家の物置部屋に入る。そこには帳簿があった。そしてそのいくつかの帳簿には“RAINBOW”の名前が何度か登場し気になる。

 ジョーは部下のデーブの家に行き、回収した帳簿の帳尻が合わないが合わないことに気付く。また、その帳簿にズラッと並ぶ名前は街の有力者たち。デーブに調査を頼み、ジョーはデーブの妻レイチェル(レネー・テイラー)の作った食事も食べずに帰る。

 駐車場に車を止めたジョーは暗殺者二人の襲撃を受ける。ジョーはその二人をなんとか返り討ちに遭わせた。

 署に来たジョーはカランを呼び出し外で殴ってカランに金を与える人物のことと破りとったページのことを聞くがカランは言えば自分が殺される、として拒否した。

 家に帰宅するとカレンが待ち構えていた。カレンは妬きながらノーマは危険な女だと評する。そして自分の性衝動を抑えたくても抑えられない、という自己嫌悪の話をする。ジョーはそれらを抑えるためには抑えようとする努力、勇気が必要だと答える。

 電話でデーブに呼び出されたジョー。デーブは“RAINBOW”がニューヨーク都市開発計画委員会と絡んでいることを突き止めた。その委員会は市にどの土地を買えば市立病院やら市営住宅やらを建てたりスラム街の再築をするのに適するか提案するために設立された。だが裏を返すと、委員会のメンバーと繋がりある企業たちが既にその土地を安く買い上げ、市に高く売りつける、という不正売買をする組織なのだ。

 ジョーはデーブに家を出ないように言い、デーブの妻レイチェルも実家に一時、帰した方がいいと言う。それからノーマに電話でロバーツ博士の事務所に忍び込むのでロバーツ博士を呼び出して引き止めておいてほしいと頼み込む。

 事務所に潜入したジョー。しばらく漁るが電話がかかってくる。ノーマからでコリンが書類を忘れて事務所に取りに戻るという。ジョーは電話を切ってからしばらく漁りコリンの名前が書かれた封筒を発見。中にはテープが入っていた。

 そこにロバーツ博士が戻ってきた。ジョーは拳銃を向けてロバーツ博士にテープを再生するよう言う。ロバーツ博士は何度か聞いても誰も幸せにならない、として忠告したが折れてテープを再生する。

 それはコリンの告白だった。コリンは陸軍時代などにホモセックスをしたことがある。最近、それらとは完全に断ち切れたと思ったのに同性愛に目覚めつつあったのだ。コリンはゲイの溜まり場であるバーに入り、そこで同じホモセクシャルのテディ・ライクマンと出会う。

 テディの家に連れ込まれたコリンは未だに苦悩していた。しかしテディはコリンを挑発するようにホモだと一目で分かった、と言う。憤慨したコリンは掴みかかってしまいテディは警察を通報しようとする。

 コリンは頭がいっぱいになってしまいなんとか止めようとしてテディと揉め合いになりついには殺害してしまった。このことは黙っておくつもりだったが、自分の代わりにフィリックス・テスラーが逮捕され死刑にされ、良心の呵責に耐え切れずロバーツ博士に告白したのだ。

 フィリックスは精神異常者でおそらく自分が殺した、と思い込んでいたのかもしれない。冤罪を作ったことをしったジョーは悩む。しかしこのテープの中身を公表し都市開発計画委員会を訴えることにする。

 都市開発計画委員会を訴えたジョー。そして仲間に迷惑はかけない、とトム署長に辞表を提出する。なぜこんなことをするのか聞くと自分の性分だから仕方ない、と答えた。

 ジョーはノーマにも真実を伝えた。ノーマは刑事を辞めてこれからどうするのか聞く。ジョーは自分の人生はこれまで警察に捧げてきた。また人生を一からやり直しだ、と話しお休みの挨拶を交わして去っていった。

 車でどこかへと向かうジョー。その車に警察無線が流れるがジョーはそれを切ってしまう。








 この映画にはセックス中毒、麻薬中毒、そして中毒症状とはちょっと違うけど同性愛を断ち切れずにいる人が出てきますね。シナトラは言いました。自分の断ち切りたいことを断ち切るには勇気がいる、と。シナトラも悪を葬るために自ら勇気を出しまして、そして断ち切りました。なにを?自分が刑事でいることに対する固執をです。自らの正義を全うし貫き通すために。

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