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ブルー・マックスとは「プール・ル・メリット勲章」のことでドイツ帝国内の第一次世界大戦終結時までは最高の名誉勲章でした。


『ブルー・マックス』 The Blue Max (1966年・米)
ブルー・マックス
スタッフ
監督:ジョン・ギラーミン
脚本:デヴィッド・パーサル、ジャック・セドン、ジェラルド・ハンリー
翻案:ベン・バーズマン、バジリオ・フランキーナ
原作:ジャック・D・ハンター
製作:クリスチャン・フェリー
製作総指揮:エルモ・ウィリアムズ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
撮影:ダグラス・スローカム
編集:マックス・ベネディクト
キャスト
ブルーノ・スタッヘル少尉:ジョージ・ペパード
カエティ・クルーガーマン夫人:ウルスラ・アンドレス
カウント・クルーガーマン将軍:ジェームズ・メイソン
ハイデマン飛空隊長:カール・ミカエル・フォーグラー
ホルバハ:アントン・ディフリング
ファビアン:デレン・ネスヴィット
副官ケタリング:ハリー・トゥーブ
ハンス執事:ヒューゴ・シュスター
ロップ伍長:ピーター・ウッドソープ
レンドルフ元帥:フリードリヒ・レデブル
エルフィ・ハイデマン夫人:ロニ・フォン・フライドル
マンフレート・フォン・リヒトホーフェン:カール・シェル
ウィリー・クルーガーマン:ジェレミー・ケンプ


 ジョン・ギラーミン監督作品「ブルー・マックス」。原題は「The Blue Max

 ブルー・マックスとは前述した通り、最高勲章です。軍人は頂けるだけで名誉なこの勲章を欲しがります。これを手に入れたら英雄も同然です。主人公も、軍人さんでこれが欲しいわけです。名前はスタッヘル。ドイツ語の意味は針やトゲといった意味で、この主人公人一倍野心が強い。しかも自己中心的な考え方をしている。果たして手に入れられるのやら、というのを見守ってあげましょう。

 ジョン・ギラーミン。アクションが多い作品やらパニック物やらを撮らせたら一流の監督さんですね。この人の映画は「タワーリング・インフェルノ」(1974年)は見ました。「ナイル殺人事件」(1978年)も見ました。で、この人「レマゲン鉄橋」(1969年)や「キングコング」(1976年)の監督さんでもあったんですね。やっぱりパニックとか、戦争アクションが得意な人です。

 主演はジョージ・ペパード。この人と言えばTVドラマの「特攻野郎Aチーム」を思い浮かべる人が多いのかもしれませんが、私はそのドラマ見たことないので、私の中では「ティファニーで朝食を」のオードリーの相手役です。ジョージ・ペパードの青い瞳がまた綺麗なんですなあ。今回の映画では撮影で何度か実際にペパードが飛行機を飛ばしたらしいですよ。

 この映画の見所の一つは空中戦ですね。追われ追いかけの追尾劇、空中戦。うまいもんです。この映画ではロサンゼルスを拠点とする第一次世界大戦の飛行機ファンのグループが実際に映画の空撮についてアドバイスをしていたそうです。特に橋の下をくぐり抜けるシーンなんてのはスタントの飛行士デレク・ピゴットが実際にやったようですね。それを多数のカメラアングルから撮影していました。

 マンフレート・フォン・リヒトホーフェンは実在するドイツの軍人で第一次世界大戦最高の撃墜王でした。80機撃墜したそうですよ。彼の乗ってる飛行機フォッカーDr1 425/17が赤いもんで「赤い悪魔」「レッドバロン」なんて呼ばれてました。この映画でも飛行機の通し番号までちゃんと再現されてました。


【あらすじ】

 第一次世界大戦。西部戦線で空軍の飛行機を見て以来、飛ぶことに憧れたスタッヘル少尉。同僚がみな貴族なのに対して自分は平民出だったため、同僚たちとの軋轢が生じる。また厳しい戦場の現実を知り成果が全てという考えのスタッヘルと騎士道精神を重んじるハイデマン隊長とも対立していき・・・















【以下全文ネタバレ注意】













↓四行後にネタバレ文あり




 1916年。西部戦線でブルーノ・スタッヘル少尉(ジョージ・ペパード)は空飛ぶ空軍の飛行機を見て、飛行機に憧れる。

 2年後の1918年。ハイデマン飛空隊に新たに配属が決まったスタッヘルは基地に着くが早速、曲芸飛行をする何者かの飛行機に迫ってこられて身をかがめ、服を汚してしまうハプニング。その後でハイデマン隊長(カール・ミカエル・フォーグラー)に挨拶をする。

 みんなの前で自己紹介を兼ねた質問をハイデマンにされたスタッヘル。周りの同僚ほとんどが貴族の出身であることを引き目に感じていたスタッヘルは自らボロホテルの経営者の息子、貴族階級の家柄ではないことを明かす。同僚たちはヒソヒソと笑い合いハイデマンはそれを察して個室へ呼ぶ。

 ハイデマンはスタッヘルを励まし彼が飛行学校でいままで使用していた飛行機のことなどを聞く。

 やはり同僚たちはスタッヘルのことを馬鹿にしていた。スタッヘルは18機を撃墜した先ほどの曲芸飛行をしていた男ウィリー・クルーガーマン(ジェレミー・ケンプ)と話をするようになるがウィリーもスタッヘルを見下す人間の一人のようだ。

 宿舎に着いたスタッヘルは自分の部屋で持ち物をカバンから出していると、ウィリーが話しかけてきた。スタッヘルの憧れでありブルー・マックス勲章を得たマンフレート・フォン・リヒトホーフェン(カール・シェル)の写真をウィリーが見て彼の話を始める。

 ウィリーの初陣は気さくな軍人ファビアン(デレン・ネスヴィット)と組むことになった。ファビアンの飛行機の左後方につき、イギリス軍の飛行船を撃ち落とすのが今回の任務。ファビアンと共に飛行船を撃ち落とすことに成功したものの、イギリス軍の飛行機二機が迫ってきた。

 ファビアンはイギリス軍の飛行機に後ろにつけられ撃墜され、スタッヘルももう1機に後ろにつけられてしまった。スタッヘルは低空飛行をしながら広野で一回、敵の追跡を撒いて再び敵に発見されたときにはすでに敵機の後ろについている、という状況を作り出した。

 後ろにつければ反撃開始。イギリス軍機を見事に撃墜することに成功した。

 スタッヘルは帰還しすぐに副官のケタリング(ハリー・トゥーブ)に報告するが、陸軍の報告も目撃情報もなく撃墜未確認としてカウントに数えられなくなってしまった。なおも粘るスタッヘルだったがケタリングに未練がましいと一蹴されてしまう。

 スタッヘルはなおも諦めきれず夜の大雨の中、運転手のロップ伍長(ピーター・ウッドソープ)と共に撃墜地点まで確認に出かける。だが自分の撃墜した敵機は見つけることができず、宿舎に帰ってハイデマンに叱責される。

 更にその夜、ウィリーら同僚たちに未確認機の撃墜を嫌味のように祝われる。そこにケタリングがやってきて次の攻撃のとき、スタッヘルと組みたい人間はいるか、ということを全員に聞くが誰も名乗りを上げない。ウィリーが哀れむようにスタッヘルと組むことにした。

 スタッヘルとウィリーは敵軍機を上空にて発見。後機銃で撃ってくる敵兵を撃ち機能停止させ追撃を加えようとしたが、敵機の操縦士がこちらに攻撃する意思がもう無いことを察し、それを止めて基地に強制着陸させることにして投降を促し、敵操縦士も同意した。

 基地の上空近くまで誘導したとき、後機銃の兵士が再び意識を取り戻し左目を撃たれて目が見えないながらもこちらを撃ってきた。スタッヘルは止むなく敵機に攻撃を加え敵機は墜落した。ハイデマンを含めた他の隊員たちは降りてきたスタッヘルを咎めるように睨みつけた。スタッヘルは戦場は非情な世界だと教わったと非難の目に言い返し、これも撃墜にカウントするよう言い去っていく。

 ハイデマンはウ後機銃の射手が撃ってきたので止むなくスタッヘルが撃った、という事実を述べたウィリーの報告書に、庇うなと釘を刺した。しかしウィリーが事実だと保証したので今回は不問に処されることとなる。

 敵兵の葬儀が基地で行われる。しかしスタッヘルは自分が殺されて、自分を殺した相手なんかに葬儀に出て欲しくないから、と葬儀に出るのを断る。そして死んだ相手に礼を捧げるのが騎士道だ、というハイデマンの考えを戦場に騎士道もクソもないと批判する。しかし命令だったので渋々、参加することをウィリーに伝える。ウィリーはスタッヘルをコブラのような男だ、と評する。

 基地でウィリーが敵機20機撃墜を果たしたため彼のプール・ル・メリット勲章を与える授与式が行われた。カウント・クルーガーマン将軍(ジェームズ・メイソン)はホルバハ(アントン・ディフリング)、妻のカエティ(ウルスラ・アンドレス)と共に基地に来て甥っ子ウィリーに勲章を与える。

 ウィリーの勲章授与のパーティ。カウントはホルバハと共にスタッヘルという男に空軍司令部が興味を示していることをハイデマンに伝える。国民は庶民から這い上がった英雄という存在を欲している。スタッヘルはその英雄像にピッタリの男だったのだ。そしてカウントはスタッヘルを叱咤激励する。

 ウィリーは義理の伯母のカエティをスタッヘルに、スタッヘルをカエティに紹介する。カエティは気品のある女性だった。スタッヘルはカエティにピンク・シャンパンを持ってくるよう頼まれたが、カエティは勝手にウィリーとダンスを始めてしまい渡すことができなかった。

 パーティが盛り上がってきたころ、カウント将軍がドイツ軍の反撃開始の手紙が届いたことを知らせ、ドイツ人たちは興奮する。スタッヘルはカエティの美しさに惚れ込んでいた。

 パーティから帰ったスタッヘル。そこにカエティが隣室のウィリーの部屋と間違えて入ってきてしまった。カエティはスタッヘルから酒を貰い良い雰囲気になっていた。カエティが隣室に去ったあと、窓を眺めると味方のものらしき砲火が夜空を包み込むんでいた。

 スタッヘルら空軍も地上で奮闘する敵軍を空から射撃。そして更に上空からイギリス空軍が襲来。相次ぐ上空交戦で活躍するスタッヘルはついに8機もの敵機を撃墜した。

 ある出撃の前、整備士のツィーゲル(デレク・ニューアーク)はもう愛機に限界が来ている、と報告する。上空を飛んでいるとき、赤い飛行機が英軍の飛行機二機に接近されているのを発見する。スタッヘルは一機を撃墜するももう一機に後ろにつかれて攻撃され、不時着をする。

 負傷しながらも何とか爆発に巻き込まれずに済んだスタッヘル。救った赤い飛行機が近づいてきて感謝を込めて手を振ってどこかへ去っていった。

 スタッヘルは近くの軍営に行き、基地へ帰るトラックに乗せてもらう。運転手の指示通り荷台に乗るとそこにはウィリーが居た。ウィリーはカエティに下心を抱いても叶わないだろう、と忠告するがウィリーは自信たっぷりでもし落とせたら君にシャンパンをおごるよ、と返す。

 基地につくと先ほど助けた赤い飛行機の操縦士が待っていた。なんとスタッヘルや多くのドイツ軍人が尊敬するマンフレート・フォン・リヒトホーフェンだった。リヒトホーフェンはスタッヘルの腕を気に入り、自分のベルリンの部隊に配属しないか、と誘うがスタッヘルは自分はまだこの基地にいるべき人間だ、として丁重にお断りした。

 カウント将軍はスタッヘルの左腕の負傷を聞き、ホルバハにスタッヘルをベルリンへ呼ぶように伝える。ベルリンに呼ばれたスタッヘルはまず空軍元帥レンドルフ(フリードリヒ・レデブル)と謁見し、空軍の計画する単葉機導入案について、単葉機は多少の危険は付き物でも空軍はその危険と付き合うべきだ、とアドバイスをする。

 病院に来させられたスタッヘルは負傷した左腕に包帯を巻かれ、ハイデマン隊長の夫人で病院で看護婦として手伝っているエルフィ・ハイデマン(ロニ・フォン・フライドル)とツーショットでマスコミの写真撮影を受ける。終わってからカウント将軍がやってきて晩餐会に招待する。

 晩餐会に参加したスタッヘル。カウント将軍は作戦を練るので忙しく参加していなかった。晩餐会が終わってから家にはカエティ、執事のハンス(ヒューゴ・シュスター)、そしてカエティと逢引をしたかったスタッヘルが残っていた。スタッヘルはハンスを使ってカエティをからかってから、彼女の部屋で濃厚な一夜を過ごす。

 基地に戻ったスタッヘルは自分がカエティを手に入れたことをウィリーにシャンパンを奢ることによって知らせた。平静さを保とうとしながらもウィリーは興奮し必ず痛い目に遭わせる、と告げる。スタッヘルは笑いながらウィリーの部屋を去っていった。


 戦況は変化した。米軍の参入により敵軍の反撃が始まり、味方の陸軍は苦戦していた。更に味方偵察機が破壊され、敵の情報が分からない。ハイデマン飛空隊はサン・ジュスト付近を飛び、敵の目を引きつけるうちに、別の飛行隊が付近の写真を撮って情報を収集する作戦に出る。その護衛をウィリーとスタッヘルが買って出た。

 出撃したウィリーとスタッヘルは空中で敵軍と遭遇。しかしスタッヘルの機銃が途中でジャムってしまい、ウィリーが5機のうち3機を撃墜する大活躍を果たした。スタッヘルは手が出せなかった。

 撃墜後、ウィリーは川に架かる橋を見つけ、その橋の下を飛行機でくぐり近くの廃墟の塔を接触ギリギリで越える、という競争をスタッヘルに促す。つまり裏を返すとスタッヘルに失敗させて彼を墜落させようとしているのだ。スタッヘルはそれに応じる。

 結果、ウィリーが最初に一回成功し次にスタッヘルも成功する。さて次のウィリーのターン。ウィリーは橋をくぐり抜け、塔に向かって突っ込むが、上昇が足りず塔の上部にかすって墜落。ウィリーは爆死してしまった。

 スタッヘルがハイデマンにウィリーの死を知らせハイデマンはショックを受ける。そこへケタリングがやってきてイギリス機2機の撃墜が確認された、と報告する。スタッヘルに聞きもせずにウィリーの撃墜だと断定したハイデマンにスタッヘルは反発して自分が撃墜した、と主張する。

 スタッヘルの飛行機は40発、約数秒しか乱発できないままジャムったことを知っていたハイデマンはスタッヘルの嘘を見抜きスタッヘルの主張を認めなかった。

 ウィリーの葬儀が終わり、スタッヘルはカエティの下を訪れる。スタッヘルは寝室でカエティに自分がウィリーに負けたくなくて思わずウィリーの手柄を横取りしてしまった、と真実を打ち明ける。カエティは自分を巡っての争いも関連してスタッヘルがウィリーを打倒したことを知り、嬉しがりながら性交を始める。

 戦況は著しく悪くなっていき基地も敵軍機に攻撃にさらされる。ハイデマンの飛空部隊はマルモン地区を進軍する敵陸軍の襲撃に徹し、仮に敵軍機が現れても空中戦は展開せずに撤退するのが任務だった。ハイデマンは特に功を焦るスタッヘルに釘を刺す。

 マルモン地区の敵陸軍を襲撃し壊滅的打撃を与えたハイデマンの部隊。さて帰還のときに上空で敵軍機を発見。攻撃はするな、というハイデマンの命令を無視しスタッヘルは敵軍機へ向かっていく。それに続いて続々と他の隊員たちも敵機に応戦しはじめた。

 敵軍機は多く撃墜することが出来たものの出撃した味方機の半分以上も撃墜されてしまった。ハイデマンは敵の方が壊滅したとはいえ味方も多く犠牲となってしまったことにはスタッヘルの命令無視に責任がある、と責めるとスタッヘルはあんたは腰抜けだ、と返す。

 ハイデマンはスタッヘルの命令無視を理由に軍法会議にかけようとするがカウント将軍により棄却されてしまう。カウント将軍が現在の混乱するドイツ国民の不満を鎮めるためにも英雄スタッヘルの絶対的存在が保たれなければならないことを考慮した命令により、それらの事実を書いた報告書を撤回することにしたが、ハイデマンは飛ぶのが嫌になり、ベルリンの書類仕事に異動させてほしい、と頼み込みカウントは了承する。

 そしてカウントはスタッヘルをベルリンに呼ぶようにハイデマンに言う。ベルリンで皇太子(ロジャー・オスタイム)に直接、プール・ル・メリット勲章をスタッヘルに授与する式典と、その後に元帥が考えていた新型の単葉機の実演テストで単葉機をスタッヘルが操縦することになっていた。

 スタッヘルはベルリンのホテルに宿泊。その部屋にカエティがやって来る。カエティの用件はドイツが負けるのはわかりきっているから夫も国も捨て隠した資産を使ってスイスに逃亡し暮らそう、という愛しているが故の提案だった。

 しかしスタッヘルはまだドイツ軍と自分の名誉に固執しその申し出を断る。そしてカエティに対しても逃亡する人間は嫌いだ、と罵倒しカエティは憤怒して去っていった。

 そして式典。プール・ル・メリット勲章がリボン付きでスタッヘルの首にかけられる。その授与を見守っていたカウント将軍のもとに電話がかかってきて、その電話に応対したカウントはスタッヘルをホルバハの見張り付きで近くの小屋に一時拘禁させる。

 そしてカウントは単葉機を現在飛べない状況にあるスタッヘルの代わりにハイデマンに単葉機の実演テストで操縦してもらうことにした。

 ハイデマンは実演テストで飛行を見せて無事に着地した。エルフィは夫の生還に喜び、スタッヘルは自分の出番が取られて不快な気分だった。

 一方、カウントは妻カエティが元帥にスタッヘルという軍人がウィリーの手柄を横取りしてしまったのだ、ということを一時任せの怒りからタレコミしてしまった事を知り激怒する。このままではスタッヘルは軍法会議にかけられ、国民の描く英雄像が砕かれてしまう。

 そこにハイデマンが戻ってきて実演テストの単葉機はあまりにもバランスが悪く今回生還できたのは奇跡的で、次誰かが乗れば間違いなく墜落するだろう、という報告をする。

 カウントはスタッヘルの拘禁されている小屋に電話をかけてスタッヘルに準備が出来たので単葉機に乗るよう指示。そして止めようとするカエティを抑える。

 スタッヘルは意気揚々と単葉機に乗り込み空へと飛んでいく。ハイデマンは上空へと飛んでいく単葉機を見て驚き、カウント将軍を見つめる。

 曲芸飛行を続けるスタッヘル。カウント将軍はスタッヘルのプロフィールにスタンプを押す。直後、スタッヘルの乗った単葉機が墜落。カウント将軍はホルバハにスタッヘルのプロフィールを陸軍本部に持っていくよういい、崩れるカイティに昼食会に遅れるから立て、と言う。

 車へ向かう道中、ハイデマン夫婦と出くわす。ハイデマンはカウント将軍に敬礼しカウント将軍も敬礼し返す。そして将軍夫婦は車に乗り込み昼食会へと向かっていく・・








 欲ってのはなかなかいい結果を生まないものですね。騎士道を重んじる隊長さんの他の人はほとんど欲に踊らされてました。そしてこの物語の中心にある諸悪の根源、それがブルーマックス。求め欲し、欲に踊り踊られの物語ですね。浅ましい戦争で欲に振り回された人々の活躍。

 勲章というのは「国家 または公共への功労に対して国から授与される名誉の表彰」とのこと。つまりそもそも勲章というのは勲章が欲しくて頑張るためのものでなく、勲章などの与えられる利益や名誉を考えないで行動しその結果、偶然というのはおかしいですが、自分が欲しくて頑張ったわけじゃないのにいつのまにか与えられるものが勲章であるはずです。
 しかしこのスタッヘルというのは勲章が欲しくて勲章のために戦争をして敵を撃墜していたんです。私はそんなスタッヘルの自己中心的かつ野心的な性格が災いし報いを受けたのだ、と考えています。だから軍が出自と活躍を優先し内面的な人間性を考慮せずに英雄に祭り上げてしまったことが後々、カウント将軍にとって面倒くさくなってしまいましたね。
 そもそも勲章はただ人間の組織が人間に与えるだけの物でしかないのに、それに大きな価値を与えそれを与えられることを軍人の最もな名誉としてしまった軍などもいけないのでしょうけど。

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※原作小説
The Blue MaxThe Blue Max
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