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オードリー・ヘプバーンとピーター・オトゥールの共演ですね。オシャレ二人組。


『おしゃれ泥棒』 How to Steal a Million (1966年・米)
おしゃれ泥棒
スタッフ
監督:ウィリアム・ワイラー
脚本:ハリー・カーニッツ
原作:ジョージ・ブラッドショウ「100万の盗み方」
製作:フレッド・コールマー
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:チャールズ・ラング
編集:ロバート・スウィンク
配給:20世紀フォックス
キャスト
ニコル・ボネ:オードリー・ヘプバーン
シモン・デルモット:ピーター・オトゥール
シャルル・ボネ:ヒュー・グリフィス
デイヴィス・リーランド:イーライ・ウォラック
美術商デ・ソルネ:シャルル・ボワイエ
グラモント館長:フェルナンド・グラヴィ
パラヴィデオ:マルセル・ダリオ
警備責任者:ジャック・マリン
執事マルセル:バート・ベルトラム


 ウィリアム・ワイラー監督作品「おしゃれ泥棒」。原題は「How to Steal a Million

 原題を直訳すると「100万の盗み方」。100万ってのは映画見れば分かりますがオードリー・ヘプバーンの演じる貴婦人のお父さんが作った彫刻ですね。そのお父さんはヒュー・グリフィスが演じてます。で、ちょっと色々事情があってその彫刻を盗むことになるんですね。その盗み方っていうことです。

 ウィリアム・ワイラー監督。とっても有名な監督さんです。知らない人のために、「ローマの休日」の監督さんです。ワイラー監督を知らない人はいるかもしれませんが、ローマの休日を知らない人はまずいないでしょう。他にも「ベン・ハー」(1959年)や「大いなる西部」(1958年)、「我等の生涯の最良の年」(1946年)など挙げればキリがありませんね。

 製作のフレッド・コールマー。偉大なる映画プロデューサー、サミュエル・ゴールドウィンの秘書をやってました。自身も「アリゾナの決闘」(1948年)や「ピクニック」(1955年)などの製作を手がけています。サミュエル・ゴールドウィンに敵うほどの製作者ではないですけども。

 オードリー・ヘプバーンはもう語る必要もないくらい有名ですしピーター・オトゥールも前の記事「ラ・マンチャの男」でご紹介しました。そんな二人の共演作です。ちなみにヘプバーンはやっぱり「ローマの休日」でワイラー監督と組んでいました。

 二人はオシャレな洋服にオシャレな車に乗ってます。この映画は乗り物もオシャレですねえ。オードリーの愛車はイタリアの自動車ブランド、アウトビアンキの「アウトビアンキ・ビアンキナ スペシャル・ガブリオレ」です。ピーター・オトゥールは自動車ブランド、ジャガーの「ジャガー・Eタイプ」です。ついでにイーライ・ウォラックの乗った自家用ジェット機はブレゲー社の「ミスティア20」ですね。ブレゲー社は後にダッソー社に吸収されてしまいますが。

 イーライ・ウォラックのリーランド。「荒野の七人」(1960年)や「続・夕陽のガンマン」(1966年)でお馴染みのイーライ・ウォラックが演じる熱狂的なコレクターの役は予定ではジョージ・C・スコットがやる予定だったようですが撮影に一日遅れてワイラーにクビにされてウォラックになったようです。ジョージ・C・スコットはいい俳優ですが、オードリー・ヘプバーンにキスをするのは何だか想像できません(笑)

 オードリー・ヘプバーンがピーター・オトゥールに家に潜入された時にベッドで読んでいた本が「アルフレッド・ヒッチコック ミステリー・マガジン」というヒッチコック表紙の本でした。それを見てその小ネタに私笑っちゃいましたね。ヒッチコックは他人の映画でもカメオ出演しているのか、と。これもヒッチコックにギャラ払ってるんですかねえ。


【あらすじ】

 パリで仕事をする贋作職人の娘ニコルは父が絵の贋作を売って儲けているのを見て何とか父に止めてほしい、と願っていた。ある日、家に忍び込んできた泥棒さんとニコルは出会う。また、祖父が作った彫刻が父によって美術品に展示される。鑑定さえしなければバレることは無いだろうけども・・・















【以下全文ネタバレ注意】













↓四行後にネタバレ文あり




フランス・パリ

 とあるオークション会場にて。競売人(ロジャー・トレヴィル)が出品されたポール・セザンヌの「デネモア夫人の肖像」という絵を紹介する。出品者は芸術品コレクターのシャルル・ボネ(ヒュー・グリフィス)。これが51万5千ドルというオークション最高値を出し、カーラジオでそのニュースを聞いていたニコル・ボネ(オードリー・ヘプバーン)は仰天する。

 ニコルは帰宅し執事マルセル(バート・ベルトラム)からシャルルが二階にいることを聞き二階に上がっていく。そして洋服ダンスの隠し扉からシャルルのアトリエに入り込む。

 アトリエではシャルルがゴッホの贋作を作っている真っ最中だった。もう贋作を売るのはやめて、というニコルのお願いだったがシャルルは贋作を売りつけることの正当性を主張する。

 そのとき、ボネ邸に警察隊がやって来る。慌てるニコルだったが、それは美術館の館長グラモント(フェルナンド・グラヴィ)と護送警護部隊だったのだ。

 どうやらシャルルが美術館にベンヴェヌート・チェッリーニが作ったとされるヴィーナス像を貸し与えるようなのだ。しかしそのヴィーナス像というのは祖母をモデルに祖父が作った像、つまり偽物の彫像だったのだ。

 何とかそのヴィーナス像の受け渡しを阻止しようと妨害するニコルとその妨害を阻止しようとするシャルル。何とか無事に受け渡され、グラモントは厳重な警護のもと美術館まで運んでいった。

 鑑定されたら一発で分かってしまう、と主張するニコル。しかし売りつけるわけでは無いのだから鑑定はされない、と楽観的なシャルル。

 夜。ヴィーナス像の展示会が開かれシャルルも招かれた。その展示会で、資産家で美術品コレクターのデイヴィス・リーランド(イーライ・ウォラック)はヴィーナス像を見つけ、会社にボネ家やシャルルの過去の出品品目を調べさせる。

 ニコルは自宅に一人残りベッドで「ミステリー・マガジン」なる雑誌を読んでいた。しかし何者かが邸宅に潜入した気配を感じニコルは階段を降りて拳銃を手にかける。電気をつけると、泥棒らしき男が壁に飾られている絵を盗もうとしていた。

 男はシモン・デルモット(ピーター・オトゥール)。シモンが盗もうとした絵画がゴッホ作だと偽ってシャルルの描いた偽物だったので警察を呼んで検査でもされたらたまったもんじゃない、とニコルは許すことにしたが銃が暴発してしまう。ニコルはシモンが流血したのを見て気絶する。

 目が覚めたあと、ニコルは拳銃がかすめたシモンの左腕の傷口の治療をしてあげる。シモンはニコルに自分の車を運転して泊まっているホテルのリッツまで送って欲しいと頼む。ニコルはそれに応じるが、ただのコソ泥が高級ホテルのリッツに泊まっていることに驚く。

 ニコルの乱暴な運転でリッツに着いたシモン。シモンはニコルの帰り用のタクシーを呼ぶ。ニコルが乗り込む前にシモンはニコルに盗もうとした絵の額縁に触れた手の指紋を拭き取ってほしい、と頼む。

 図々しい、次はキスでも頼むつもり?と皮肉を言うニコルにシモンは本当にキスをしてしまった。

 ニコルの乗ったタクシーが去ったあと、シモンはボネ邸の絵画から抜き取った繊維のようなものを顕微鏡などでじっくりと観察していた。

 帰宅したニコルは父シャルルに先ほど起こったったことを全て話す。ニコルはシャルルに自分が何もされていないことを説明し、シモンの言われた通りに額縁の指紋を拭いてから寝てしまった。

 翌朝、ニコルは美術館で飾られている彫像を見ていた。そのニコルにシモンが話しかけてきた。シモンは彫像のセキュリティについて気になりグラモント館長から警備についての説明を受ける。

 どうやら彫像の周りに赤外線センサーがあるようで、センサーが反応すると警報が鳴る。センサーの電源は警備室にあるようだ。帰るとき、ニコルはシモンが重大な話がある、というのも聞かずに帰ってしまう。

 シモンは美術商のデ・ソルネ(シャルル・ボワイエ)にボネ邸に潜入して調べたゴッホの絵が本物だった、とウソをつく。デ・ソルネの依頼でボネ家の絵が贋作でないだろうか、と疑われてシモンは調べていたのだった。シモンはニコルも共犯者だったのだろうか、と気になる。

 ニコルはアメリカの企業の社長であるデイヴィス・リーランドからお食事に誘われていた。デイヴィスはかつてシャルルからアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックが描いたという贋作を購入したことがある。ニコルはそのことをシャルルから聞かされもしかしたらデイヴィスは絵が贋作だと気づいて探りを入れてきたのでは、と不安になる。

 いざお食事の時。デイヴィスはニコルから真意を打ち明けるように言われ、打ち明けようとした矢先に本社から電話がかかってくる。

 デイヴィスが退席した間にシモンがニコルに話しかけてきた。どうやらデイヴィスが本社から呼ばれた電話というのはシモンがかけた偽電話のようだ。シモンはニコルに大事な用件を話そうとするが、短気なデイヴィスはすぐに帰ってきてしまい今度会う場所として自分のホテルの部屋を教えて去っていった。

 帰ってきたデイヴィスは今回の食事の真意を打ち明ける。どうやらデイヴィスは美術館で展示されているチェッリーニのヴィーナス像に一目惚れしてしまい、何としても入手したいがために展示期間が終わってから手元に帰ってくるシャルルの娘ニコルと接近したかったようなのだ。

 ニコルはデイヴィスがシャルルの作品が贋作だと疑っていたわけじゃないのか、と安堵する。

 ニコルはシャルルにこのことを報告する。丁度そのタイミングで美術館館長の代理として保険署名証を持った男(エドワード・マリン)がやって来た。どうやらヴィーナス像に保険をかければ紛失・災害で倒壊など寄贈主の下に帰ってこない事態が発生した場合に署名すれば100万ドル入ってくるのだという。

 喜んで署名するシャルル。しかしその保険に署名してしまったことでヴィーナス像が鑑定に出されることが決まってしまった。シャルルとニコルは動揺する。しかも鑑定学の第一人者が鑑定することとなり、鑑定されれば一発アウト。シャルルはニコルを自分に巻き込まないようにアメリカへ逃亡させようとすらする。ボネ家、万事休す。

 悩んでいると、南米からやって来たパラヴィデオ(マルセル・ダリオ)という紳士が絵を売って欲しい、と頼みに来たので早々に追い払う。シャルルはもうヤケクソになっていた。

 ニコルはシモンのホテルのレストランに彼を呼び出した。ニコルは顔を隠す透けたレース、アイシャドウ、黒レースタイツを着込んで自分がニコルだとバレないような格好をしている。ニコルはシモンが泥棒だと信じ、美術館からヴィーナス像を盗んでほしいと依頼する。

 しかしシモンはそれを聞いてすぐに拒否。美術館は警備員の厳重な警備、そして彫像の周りには赤外線センサーという最新鋭のシステム。100万ドルの値打ちがあるだけに、とても簡単に盗める代物ではない。

 あれこれ話している内にシモンは折れてニコルに協力することに。明日、美術館へ下調べに行こうと言うのだ。

 翌朝、美術館の周りを下調べするシモンとニコル。警備員だけでなく近くに内務省の建物があり、内務省のガードマン、更には大統領のお屋敷に大統領の護衛兵士たちなどがいる。警報が鳴ったらすぐに飛んできそうだ。

 今度は美術館の中を下調べ。シモンはヴィーナス像の顔がニコルそっくりだ、と疑問に思う。祖父が祖母をモデルに作ったなんて言えるわけがないニコルは適当にはぐらかす。

 その後シモンは警備員が掃除用具を片付ける階段の左手のスペースの物置部屋を鏡越しに見つめる。警備員は物置部屋に箒を入れてから鍵を閉めて鍵を階段の段差下の鍵掛けに引っ掛ける。

 シモンは階段の段差下のスペースに忍び込み、鍵の場所と物置部屋のスペースの広さを巻尺で計る。更に消火栓と長い赤いバケツを発見する。

 それからシモンは警備員が交代するのを見て、休憩に入る警備員がどこに行くのか追いかける。警備員は警備室に入っていきシモンは警備室に入っていく。

 シモンは観光局の人間を名乗り、警備責任者(ジャック・マリン)に掃除の徹底を促す。シモンはさり気なく警備室から繋がる螺旋階段の脱出口を確認し、警備室を出る。

 シモンはヴィーナス像を盗む前に別の盗みで腕を慣らしたい、と言うがニコルにはそんな時間はない。教授が鑑定に来る日が迫っていた。

 シモンもニコルに、ヴィーナス像の展示期間が終わったらヴィーナス像はボネ家に戻るのだから、それから盗めばいい、と言うがニコルはそれでは遅いことだけ伝え、真実はどうしても伝えられなかった。それを言ってしまえばシャルルが贋作職人だとバラしてしまう事になる。

 ニコルとシモンは公園を歩きながら考えていた。シモンは公園で子供にブーメランを売っているオヤジがブーメランを飛ばして自分のところに戻ってくるシーンを見てブーメランを2個買う。どうやらシモンには考えがあるようだ。

 シモンの部屋に招待されたニコル。ニコルはシモンが買った掃除婦の服に着替えさせられる。美術館は明け方になると掃除婦がたくさんやって来て美術館の一斉掃除が始まるのだ。

 シモンはニコルが着替えている隙に、窓からブーメランを投げてちゃんと帰ってくるのを確認する。

 シモンは窃盗計画の理由を話さないニコルに嫌気がさしていて自分が計画に協力できない、と言う。ニコルがシモンの協力を仰げないと知ったことで泣いてしまい、シモンは協力を承諾し美術館での待ち合わせの時間を伝える。


 待ち合わせ時間に間に合うように家を出ようとしたニコル。そこへデイヴィス・リーランドがやって来て指輪を渡し一方的に婚約したいことを伝える。

 時間がかかって何とか到着したニコルはデイヴィスが鬱陶しかったので婚約だけした、ということをシモンに伝える。

 ニコルとシモンは美術館の中に入る。この計画には感情運動と機械の電源を切ることが重要だ、と伝えシモンはニコルに計画を実行する意志がまだあるか最終確認をする。

 計画は続行。美術館の閉館のベルが鳴りニコルとシモンは警備員の目を掻い潜ってホールの暖炉の中に隠れる。暖炉の前には衝立が置かれていて隠れるのに最適な場所なのだ。

 警備員たちが一斉にホールから居なくなってからシモンは物置部屋の鍵を取って二人で物置部屋に隠れる。

 警備員が確認のために、物置部屋の部屋の鍵を開けて中を確認した時には、奥の方に隠れてやり過ごした。だが外から警備員に鍵を閉められてしまった。しかしシモンはさして動揺していない。

 物置部屋に閉じ込められてから一時間ほど経った頃、警備員の見回りの音が聞こえる。中にはサボって主任に隠れて階段の下で酒を飲む警備員(ムスタッシュ【※1】)も居るようだ。
※1】ムスタッシュ:本来は「口ひげ」の意だが今回は人名。そういう名前で活動している俳優(1929–1987)

 シモンは警備が一時間間隔で行われていることを確認し、鍵かけにかかっている物置部屋の鍵を壁越しに強力な磁石を使ってドアの下まで持ってきて磁石で鍵を取る。

 しかしその鍵は部屋の中から開けることはできない。そこで鍵穴からロープを垂らし、垂らされたロープを一旦中に入れてからロープの先に鍵を繋いで今度はロープを引っ張る。

 中からロープを引っ張ることによって鍵が鍵穴に引っかかり、ちょっと出てきた鍵をペンチで回して鍵を開けることに成功した。

 外に出れるようになったシモンとニコル。シモンは作戦を説明する。何回も警報のベルを鳴らしていればその隙に嫌になった警備員が自分から電源を切るのではないか。つまり苛立ちという感情反応を利用し電源を切らせる作戦なのだ。

 その為に、まずシモンがブーメランを彫像の付近に飛ばして赤外線センサーを反応させる。さあ館内に一斉に警報が鳴り出し、警備員たちが警備室から出てきて館内を一斉捜索。警察の部隊も駆けつける。

 シモンはブーメランを回収し既に物置部屋に隠れていた。

 結局、泥棒は見つからずベルは停止され警察隊は撤収。警備責任者は内務省にうるさい、と苦情の電話を受け苛立つ。

 物置部屋に隠れたシモンはニコルを問いただしていた。シモンはすでにあのヴィーナス像が贋作であることに気付いていた。そして鑑定が迫っていて鑑定されれば贋作であることがバレてしまうことも最初から知っていたようだ。ニコルはそれを認めなぜ自分に協力するのか、と聞く。

 シモンはニコルに言葉の代わりにキスをしてその理由を説明した。ニコルは訳を知ってもう一度、“説明”をねだる。何度もキスを交わす二人。

 熱いキスの終わったあと、もう一度彫像に向かってブーメランを投げ赤外線センサーを反応させるシモン。再び大音量の警報ベルが鳴り警備員と更に警察隊も出動する。が、ニコルとシモンは物置部屋に隠れていて泥棒さんは警察隊にも見つけられなかった。

 警備責任者はベルを切り、今度は警備室の電話が鳴る。大統領からの苦情だった。苦情を受けた責任者は機械の不具合だと思い込み、ついに憤怒して赤外線センサーの電源を切ってしまう。

 あとはこっちの勝ちだ。シモンはヴィーナス像を手に取り、代わりにそこに酒瓶を置く。シモンはニコルに掃除婦たちが来たらそれに混じって掃除をして誤魔化し、警備員たちがヴィーナス像が無くなったことに気付き、大慌てで館内を捜索しはじめ警備室が空いたら、警備室へ行くように指示を出す。

 シモンはニコルの掃除用のバケツに、布でくるんだヴィーナス像を入れて一足先に去っていった。

 掃除婦たちの集団が掃除をしにやって来た。ニコルはそれに混じって掃除を開始する。

 警備の見回りの時間がやって来てホールに出る警備主任たち。警備員らはヴィーナス像の代わりに酒瓶が置かれていて大慌て。

 急いでベルを鳴らし大慌てで犯人とヴィーナス像を探すが掃除婦たちも居て館内はてんてこ舞い。その隙にニコルはバケツに入れたヴィーナス像と共に警備室に潜入する。

 警備室に一人警備員が残っていた。ニコルは逃げようとするが警備員に捕まってしまう。だがそれは警備員に変装したシモンだったのだ。二人は螺旋階段で美術館を脱出する。


 ヴィーナス像が盗まれパリは大騒ぎ。デイヴィス・リーランドは美術商のデ・ソルネにヴィーナス像を盗品でもいいので手に入れるルートを教えてほしい、と頼む。

 デ・ソルネは最初は拒否していたが、そういう方面に詳しい探偵のシモン・デルモットという男の連絡を教える。

 ニコルはシモンと電話で会話を楽しむ。ニコルは鑑定されずに済んでリラックスしていた。そしてホテルのバーでシモンと待ち合わせをした。

 グラモント館長はヴィーナス像の鑑定をしていないので紛失保険100万ドルが効く前だったのに盗まれた、と申し訳なくしていた。

 しかしシャルルは鑑定で自分の贋作がバレる前だったのでホッとしており大きな心で許したフリをする。グラモントが去ったあと、シャルルはニコルと喜び合う。

 シモンはバーでデイヴィス・リーランドからヴィーナス像を手に入れてくれ、という依頼を受けていた。シモンはこの窃盗にはフランスの裏社会のマフィアが絡んでいるとか適当なことを言い、鑑定を防ぐためにも絶対に誰にも見せず保管させることを誓わせる。

 極めつけにデイヴィスに作者の家族と接近を持つのは危険だからニコルからは手を引くように言う。デイヴィスは最後の忠告を最初は断ったが、シモンの言うとおりにする。

 デイヴィスが出て行くのと同時にニコルがやって来る。デイヴィスはニコルをあからさまに避けていった。

 シモンは自分が美術品鑑定士の資格も持っていて、大学で犯罪学の学位も貰った探偵で、絵を盗もうとしたのも繊維を回収して、贋作か贋作でないか調べるために派遣されたことを明かす。

 そこへシャルルもやって来た。シモンはシャルルにヴィーナス像が無事であり、どこかへ渡すことと自分はニコルという美女を所望しているということを伝え去っていった。

 デイヴィス・リーランドはヴィーナス像を、シモンから受け取り帰国するための自家用飛行機に乗り込んでいった。デイヴィスは一人でその彫像を眺めるが、その中に自分がニコルと婚約したときに彼女に渡した指輪も入っていた。

 シモンはシャルルに自分がタダでヴィーナス像をあげた事を伝え、自分は鑑定士、あなたは詐欺師。どちらかが引退するべきだ、とシャルルに迫る。シャルルは自分が引退することを承諾した。

 新婚旅行に向かうため、車に乗って家を出ようとするシモンとニコル。それと入れ違いにゴッホの贋作の絵を欲しがっていた南米のパラヴィデオがやって来る。シャルルはパラヴィデオが欲しがっている絵を売る意志があることを伝える。

 それを遠くで見ていたシモンはあの紳士は誰かと尋ねる。ニコルはパパのいとこだ、と嘘をついた。







 なんともオシャレな映画でしたね。ピーター・オトゥールのフワフワッとした軽妙な演技はなかなかの物だったと思います。オトゥールはこういうオシャレな役の方が私は好きなんです。

 オシャレな上に楽しめた映画でしたね。ワイラーは「ローマの休日」といい、街を撮るのがうまいですよねえ。この映画もオシャレな服、洒落た車、綺麗な建物、いろんな街の風景を楽しめましたねえ。

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