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今日はオードリー・ヘプバーンの「ティファニーで朝食を」を観ました。


『ティファニーで朝食を』 (1961年・米)
ティファニーで朝食を
スタッフ
監督:ブレイク・エドワーズ
脚本:ジョージ・アクセルロッド
原作:トルーマン・カポーティ「ティファニーで朝食を」
製作:マーティン・ジュロー、リチャード・シェファード
音楽:ヘンリー・マンシーニ
撮影:フランツ・プラナー、フィリップ・H・ラスロップ
キャスト
ホリー・ゴーライトリー/ルーラメイ・バーンズ:オードリー・ヘプバーン(池田昌子)
ポール・バルジャック/フレッド:ジョージ・ペパード(野沢那智)
フェーレイソン夫人〝2E〟:パトリシア・ニール(沢田敏子)
ドク・ゴーライトリー:バディー・イブセン(山野史人)
O・J・バーマン:マーティン・バルサム(稲葉実)
ティファニーの店員:ジョン・マックガイバー
ユニオン:ミッキー・ルーニー(辻親八)
ラスティ・トローラー:スタンリー・アダムス
ホセ・ダ・シルヴァ・ペイラ:ホセ・ルイス・デヴィラロンガ(田原アルノ)
サリー・トマト:アラン・リード(村松康雄)



 ブレイク・エドワース監督作品「ティファニーで朝食を」。原題タイトルは「Breakfast at Tiffany's」

 あのオードリー・ヘプバーン主演かつ、池田昌子吹き替え!これは素晴らしい!多分池田さんの最近の新録でしょうけどそれでも池田ヘプバーンが聞けただけで私は卒倒しそうです!

 さてヒロインはヘプバーンですが男役はジョージ・ペパード。この人と言えば「特攻野郎Aチーム」ですかねやっぱり。あっちは観たこと無いんですがこのジョージ・ペパードもいいですね!

 監督のブレイク・エドワーズですが彼はのちに「ピンク・パンサー」シリーズの監督もされます。ティファニーで朝食を、の前は「年頃ですモノ!」(1958)、「ペティコート作戦」(1959)を監督してましたね。

 最初はセックスシンボルでお馴染みの女優マリリン・モンローをヒロインにさせる予定だったそうですがモンローがもう私はセックスシンボルの娼婦は嫌なのよ!みたいなことを言って断ったそうです。言ったかはわかりませんが。

 そしてこのヘプバーンはまさしく〝名女優〟です。ワガママ、活発、泣き顔すべてがヘプバーンの役そのものなんです。ヘプバーンは役を食わずにヘプバーンを前面に出す、これがすごくうまいんです。

 主題歌の「ムーン・リバー」。映画内でヘプバーンも歌いましたが、このヘンリー・マンシーニによる主題歌のムーン・リバーがとても素晴らしいんです。

 さて吹き替えですがソフト用の新録版ですね。池田昌子はTVの時もヘプバーンを吹き替えしていて、ヘプバーン専属FIXのようなものです。池田昌子は本当に年とってもヘプバーンそのものですね。昔の池田ヘプバーンが聞きたいですよ。あと野沢那智も昔、TV版でペパードの吹き替えをやったそうですが・・・やっぱりダイ・ハードのマクレーン警部っぽさがありますね。比較動画で昔の那智アラン・ドロンを聞いたんですが、野沢那智さんは昔なら本当にねちっこさが無い青年役をうまくやれたのに・・まあ歳だからしゃーなしでしょうね。


【あらすじ】


 自由気ままで自分勝手な女性ホリー。ホリーは金持ちと遊び回ったり貯金もせず遊び回って暮らしていた。そんなある日、ホリーの上の階にポールという作家の青年が引っ越してくる。ポールはホリーにとって最初は、気楽に話せる友達だけだったが、徐々に親しくなっていく。しかし遊びと金の恋をしすぎていたホリーにとって真実の愛にはなかなか気付けないのだ・・・


♪ムーン・リバー   ヘンリー・マンシーニ























【以下全文ネタバレ注意】











↓四行後にネタバレ文あり




 アメリカ・ニューヨーク。名前がつけられていない猫と一緒に暮らすホリー・ゴーライトリー(オードリー・ヘプバーン)は夜の社交界の有名人として金持ちから金を巻き上げ朝帰りを果たし高級宝石店ティファニーをウィンドウ越しに眺めながら朝食をとることが多い。そのたびに起こされる階上の日本人カメラマン・ミスターユニオン(ミッキー・ルーニー)は何度もホリーに苦言を呈していた。

 ある日、ホリーの一階上の部屋にポール・バルジャック(ジョージ・ペパード)という青年が引っ越してくる。彼は作家だった。ポールは電話を借りようとしてホリーの部屋に入り彼女と世間話をする。なんとホリーはマフィアのボスと噂されシンシンの刑務所に捕らわれているサリー・トマト(アラン・リード)と何度も面会をしており、弁護士にサリーから伝えられる天気予報を伝言するだけで100ドルも貰えるというのだ。ありえないような話にポールは驚いてしまう。

 やがてアパートの入り口の前で、ポールは家の世話もしてもらった不倫関係の愛人らしき女性フェーレイソン夫人、通称2E(パトリシア・ニール)と話し込む。2Eとポールの関係にホリーは驚きながらもタクシーでどこかへ行ってしまう。

ホリーとポール

 夜、ホリーは乱暴な男から居留守を決め込むためにポールの部屋に上がりこむ。ホリーはポールの物腰の柔らかい態度に安息を感じ、また彼が兄・フレッドに似ていることからポールと仲良くなる。そしてホリーは自分の兄フレッドが軍に入隊しており金を貯めて除隊させてやろうとしていることを聞く。そして、疲れたホリーはそのままポールのベッドで寝てしまう。

 だがホリーは夢でうなされておりポールは心配して起こす。目覚めたホリーは自分に干渉しないで、とポールに言いつけ自分の部屋に帰っていく。

 だがポールの郵便ポストにホリーからの謝罪文と自室でのパーティ招待状が入っていたことからひとまず安心する。

 夜、ホリーの部屋でパーティが開かれ南米の富豪ホセ・ダ・シルヴァ・ペレイラ(ホセ・ルイス・デヴィラロンガ)や芸能エージェントのO・J・バーマン(マーティ・バルサム)、長者番付ランキングにも名前が載る金持ちのラスティー・トローサー(スタンリー・アダムス)らをホリーはポールに紹介する。

 パーティの盛り上がりを聞いたユニオンは警察に通報。ホセはポールに協力も得て警察が来る前に互いに脱出していた。

 やがてホリーはポールの純真さに惹かれ、ポールはホリーのワガママで少し頭が足りなそうだが優しい一面に興味を持ち始める。

 ある日、ポールはホリーの歌う唄を窓越しに聴く。それはなんとも美しい歌だった。
♪ムーン・リバー     オードリー・ヘプバーン


 そして家にやってきた2Eがポールに家の前に探偵らしき人物が張り込んでいるという。ポールはその男が気になり、その男をおびき寄せて話しかける。

 なんと男はホリーの夫ドク・ゴーライトリー(バディー・イブセン)だという。しかもホリーの本当の名は〝ルーラメイ・バーンズ〟らしい。ホリーら兄妹は両親のひどい仕打ちから逃げ出し、ゴーライトリーの牧場から盗みを働こうとすらしたらしい。

 ドクからホリーをテキサスへ連れ戻すのを手伝ってほしいと頼まれるポール。ポールは複雑な気持ちながらも、ホリーの下へドクを連れて行く。

 だがホリーはテキサスへ帰ることを拒む。もう自分はルーメライ・バーンズではない、と言いドクは失意のまま独りでテキサスへ帰って行った。

 その後、ホリーはポールと共に酔い潰れ、ラスティ・ローラーと結婚し富豪夫人になる、と言い放つ。ポールはホリーに複雑な気持ちを抱くのだった。そして支離破滅なことをいうホリーにポールは厳しいことを言って帰って行った。

 だが翌朝の新聞にラスティの結婚の記事が。ポールはホリーにそれを伝え、ホリーはラスティ結婚を愚痴りながらも次の結婚相手を探すのだった。勿論、金持ちの。

 やがてポールの新しい短編の原稿料50ドルが手に入る。ポールはホリーと一緒にその金でたくさんの体験をする。万引き(万引きはやっちゃいけません)、宝石店ティファニーでお菓子の景品でもらったおもちゃの指輪に名前を刻んでもらったり、図書館に寄ったり。

 そしてその夜、二人は初めて心も体も結ばれる。

 翌朝、ポールは2Eと縁を切り、ホリーを探す。だが図書館にいたホリーは求婚をしてくるポールを避けるようなそっけない態度をとり、ついに南米の富豪ホセと結婚すると言い出す。ポールはそれに呆れてしまい50ドルを「トイレ代だ」と言って小切手を渡して去っていく。

 その日の夜、ホセと豪遊をしたホリー。だがホリーにあてられた電報を見てホリーは半狂乱になる。なんとか落ち着かせたポールとホセだった。電報の内容は「フレッドが事故で死んだ」とのことだった。ポールはホセに彼女を支えるよう言ってから去って行った。

 しばらく経ち、ポールは別の住所へ引っ越していた。ホリーは何とかポールの新住所を突き止めポールを自分の部屋に呼び出す。明日には南米のホセの家に引っ越すのでお別れの挨拶とのことだった。ポールはホリーを散歩に連れ出し、そこでホリーが兄も死んだのに未だに金持ちを狙ってホセと結婚した、ということを知る。だがポールにはホリーが無理をしているのでは、と感づき始めていた。

 やがて帰宅したホリーはサリー・トマトと弁護士による麻薬取引に関与した疑いで逮捕される。あの天気予報が取引関与だったのだった。

 ポールはバックマンを電話で呼びなんとか釈放してもらう。

 釈放されたホリーをポールはタクシーに乗せる。ポールは荷物とネコを抱えていた。しばらくホテルに身を隠すためである。

 ホリーはそれを断り、南米に一刻も早く行きたいという。しかしホセはホリーが麻薬取引に間接的にでもかかわっていたと知り、家名を重んじる性格から謝罪し自分を卑怯だといいながらもホリーとの結婚をキャンセルする手紙を送りつけてきた。

 それでもニューヨークから離れたがるホリー。ポールは一途にもホリーに再び求婚するがホリーはやはり断る。やがてホリーは八つ当たりのようにネコを放り出してしまう。これには流石のポールも愛想を尽かし、真実の恋を知らないからといって目を背けて逃げ出すのは臆病だ、と言い放ちティファニーで彫った指輪をもう不要だ、と言い投げ渡しタクシーを止めて猫を探しに行った。

 ホリーはタクシーの中で自分のことを本当に愛してくれているポールの気持ちを考え、ボロボロに涙しながらそれを受け止めタクシーから降り、ポールの下へ向かう。

ラストシーン


 雨の中、ホリーはずっと猫を探し続け何とか見つけ出す。

 そしてポールは本当の愛を取り戻してくれたホリーと抱き合い、深いキスをするのだった。








 実はラストとかが原作小説とは大分違っているらしいですね。ってことはハッピーエンドじゃないの!?だったら私は絶対に観ません。今更、映画でいい気分をしたのに原作のほうでその温いを壊されたらたまったもんじゃありませんからね。興味ある人は読んでみてください。というか原作の方を最初に読めばよかったなあ(まあどうせこんなこと言っても映画観る前に読む気ありませんでしたが)

 もちろん原作を否定しているわけじゃありませんからね?原作の方が好きな人や映画の方が好きな人だって両人いますからね。でも映画は純粋に映画として楽しみたいですよね。裏方や内部で何があった、とかそういう雰囲気をぶち壊すことを私の場合、知ってしまうとぶち壊されたよ~、なんて知ったことを後悔するタイプです。知らぬが仏、ですね。


 さてこの映画で皆さんに考察してもらいたいのが、ヘップバーン演じるホリーは本当に南米の富豪ホセと結婚したかったのか、ということです。実はいま夏目漱石の小説「こころ」を現代文の授業でやっていたのですが、漱石によると「人は人に流されるのが一番で、心はその後を追うだけ」というような主張でした。

 ホリーは今まで、お金と遊びによる愛ばかりを求め、更にその愛を受け続けてきました。しかしポールという大して金持ちでもない男に惹かれ、その男と結ばれてしまってホリーは戸惑ってしまった。このまま真実の愛を受け入れてしまえば、かつての〝ルーメライ・バーンズ〟に戻ってしまう、そんな生き方は自分には合わない、と自分で勝手に決めつけて自分通りの生き方を求め、そしてホセと結婚を決めようとしてしまったのではないでしょうか?つまりホセとの結婚は本心では無かった。

 だがやっぱりホセとの結婚に自らも意識しない内に躊躇いが生じてしまいわざわざ調べ上げて出発前日にポールを家に呼んだのではないでしょうか。つまり心のどこかでポールに南米行きを阻止してもらいたかったのでは?なんて思ったりします。だとしたらやっぱり彼女は面倒くさい女ですね(笑)

 私はそう考察しましたが皆さんはどうですか?どんな考え方があったっていいんです。淀川長治は「太陽がいっぱい」をホモの映画だと映画を全部、観て思ったそうですが私はその考えには完全に否定的です。そんなように芸術作品は人によってとらえ方が違うんです。だからこそ面白いじゃありませんか!人と語ることができるんですよ!
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Category: 洋画タ行

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