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私が一回観て物凄く大好きになってしまった映画です。


『ブルークリスマス』 (1978年・日)
ブルークリスマス
スタッフ
監督:岡本喜八
脚本:倉本聰
製作:嶋田親一、垣内健二、森岡道夫
音楽:佐藤勝
主題歌:チャー(Char)「ブルークリスマス」
撮影:木村大作
編集:黒岩義民
配給:東宝
キャスト
沖退介:勝野洋
南一矢:仲代達矢
西田冴子:竹下景子
西田和夫:田中邦衛
兵藤光彦:岡田英次
兵藤夫人:八千草薫
高松夕子:新井春美
木所:岡田裕介
五代報道局長:小沢栄太郎
竹入論説委員:大滝秀治
沼田報道部長:中条静夫
吉池理事:島田正吾
鈴木理事:松本克平
城制作局長:永井智雄
原田:沖雅也
沢木隊長:高橋悦史
特殊部隊師団長:今福正雄
特殊部隊司令官:稲葉義男
順天堂病院長:神山繁
代議士の側近:岸田森
宇佐美幕僚長:中谷一郎
代議士:天本英世


 岡本喜八監督作品「ブルークリスマス」

 とんでもない問題作です。しかしとてつもなく面白い映画です。日本風のSF映画ですね。特撮はほっとんど使われてないのにこの出来栄えは素晴らしいと思います。私としては興行的に落ち込んでしまったのがとてもじゃないですが信じられませんね。

 この映画は宇宙人の脅威というより宇宙人の何もしない恐怖におびえた為政者たちが無害な外れ者を除外するために宇宙人顔負けの謀略をはりめぐらす、という何とも皮肉なストーリーです。映画のいたるところでナチ政権の引用があるのも世界がナチスのようになってしまった、ことを示しています。

 ヒトラーはゲルマン民族を愛し、ユダヤ人を迫害しました。この映画でいえば、ヒトラーが世界の政府たち、ゲルマン民族が赤い血の人々、そしてユダヤ人が青い血の人間といったところでしょうか。

 そしてとても音楽が不気味な映画ですね。それがこの映画を観た人になお一層トラウマを植え付けました。私の近くのTSUTAYAには無かったので、ちょっと遠くまでいってわざわざ借りてきました。

 俳優も超豪華ですねえ。さすが岡本喜八監督。そしてヒロインの山本景子が可愛い!


【あらすじ】

 JBC報道部員の南一矢は上層部の命令でUFOの存在を国際会議で唱えた兵藤光彦という博士が失踪した事件を追うことになる。一方、世界各地でUFOを目撃した人々が赤い血から青い血になっていく現象が発生。同時に青い血の人間が次々と消息不明にもなっていた・・・


♪ブルークリスマス    Char(チャー)













【以下全文ネタバレ注意】












↓四行後にネタバレ文あり



 京都で開かれた国際会議で科学者の兵藤光彦(岡田英次)はUFOの存在を認める、という発言をし他の出席者から嘲笑を浴び徹底的に批判された。その日の内に兵藤博士は失踪する。

 国防庁特殊部隊隊員の沖退介(勝野洋)は友人で同僚の原田(沖雅也)と共によく通う麻布の床屋に来ていた。沖は床屋で働く女性店員の西田冴子(竹下景子)と交際をしていた。

 JBC〈国営放送〉の南一矢(仲代達矢)はJBCの新大河ドラマ主演予定の女優・高松夕子(新井春美)と付き合っている友人の芸能記者・木所(岡田裕介)から高松夕子の血が青いことを聞かされる。南はそれを聞き笑い飛ばす。その後、沼田報道部長(中条静夫)を通じて五代報道局長(小沢栄太郎)に呼び出されていた。五代は南に兵藤博士失踪の事件を追うことを命じる。

木所からの告白
↑手前:木所(岡田裕介) 奥:南一矢(仲代達矢)

 五代は早速、兵藤夫人(八千草薫)に事情を聞く。その後、京都の博士が止まっていたホテルを訪ねるがホテルの話では既に兵藤夫人が夫の失踪は勘違いだった、と話す。南はすぐに兵藤家へ電話するが誰も通じなかった。

 南は兵藤と一緒に研究をしていた中本助手(小川真司)を訪ねて兵藤がイカの〝青い血〟について研究をしていたことを伝える。

 本社に戻った南は五代に調査結果と、高松夕子の血が青い、という噂があるという話をしてしまう。五代はそのことを口外するな、と口止めされる。

 同じ頃UFOが世界各地で目撃されていた。またUFOを目撃した人間たちが次々と血の色が青色に変わってしまいその人たちが消息を絶っている、という報道が流れ始めていた。人々は青い血の人間に潜在的に恐怖を抱き始めていた。

 順天堂大学病院では代議士(天本英世)とその秘書(岸田森)が青い血の母子を院長(神山繁)に処理させ、更に高松夕子を大河ドラマから降板させるようJBCの吉池理事(島田正吾)、鈴木理事(松本克平)、そして城制作局長(永井智雄)に圧力をかける。

 来日した大人気バンドグループ「ヒューマノイド」のパーティに出席するよう高松夕子は罠にはめられそのパーティでドラッグが出回る。そのパーティに警察官が押し入り高松夕子は麻薬の不法所持の冤罪で逮捕される。勿論、高松夕子は大河ドラマを降板させられてしまった。

 高松夕子釈放後、夕子は恋人の木所と一夜を過ごす。しかし翌朝に木所は夕子を不気味がって家へ帰ってしまう。木所が家に帰った後、南から電話がかかってくる。夕子が自殺してしまった。

 一方の南は同僚で親友の原田が殉職してしまった、と聞かされてしまう。

 木所は南と会い、夕子はJBCと政府の謀略によって殺されてしまったのだということを話す。南はそれを聞いてから、兵藤の後を追ってアメリカへ渡る。

 ニューヨークで南は木所の紹介により失踪した兵藤博士と出会う。兵藤から世界がいま、青い血の人間の根絶に向けて動いているが青い血の人間の情報がマスコミによって流出していることにも疑問を感じていていることを話す。やがて南と分かれた兵藤は何者かに連れ去られ南も大使館職員によって強制帰国させられる。

兵藤と出会う南
↑手前:兵藤博士(岡田英次) 奥:南

 帰国した南は五代報道局長からこれ以上の調査は中止だと打ち明けられる。南は五代に夕子を死なせる原因を作ったのは自分が五代に夕子の血が青いことを伝えてしまったせいだ、と恨み言を吐いて去って行く。

 その後、知り合いの記者に記事を受け継いでもらおうとする南だったがまたしても政府の人間によりその記事は奪われてしまう。しかも木所までもが自殺に見せかけて殺されてしまった。南は結局何もできずにパリ支局へ移転させられる。

 沖はUFOの編隊がきて出動して殉職したと言われた同僚の原田の姿を街中で見かける。しかし途中で見失ってしまった。それ以来、沖は自分が殺してきた木所や青い血の人間たちに悩まされていく。

 やがて沖はその心を埋めるかのように西田冴子との絆を深めついには彼女の処女を奪う。しかし処女を失って流れた冴子の血は、青かったのだった。

絆を深める冴子と沖

 その後、かくまわれていた原田が沖に連絡をしてきた。沖は原田に会い、原田がシベリアの青い血の人間の強制収容所から逃げ出してきたという。収容所では青い血の人間は拷問を受け生体解剖を受け、植物人間にされるのだという。

 そして原田はこうも言った。青い血なのになぜか何人か見逃されている連中がいる。そういうのは国連の謀略として恐らくクリスマスの夜、世界で青い血の人間が反乱を起こしたと仕組んで青い血の人間を全世界共通の敵と認識させようと企むことだ、と。

 やがてクリスマスが近づいていく。南はパリで兵藤博士と再会したが兵藤博士は脳を手術して植物人間にされてしまっていた。沖はクリスマスの日に冴子に会いに行く、と約束する。そして沖は冴子の兄・和夫(田中邦衛)から冴子が青い血だと判断されても医者からは問題ない、と診断されたと沖に伝える。

 やがてクリスマスの直前。沖たちは緊急出動で駆り出される。司令官(稲葉義男)と師団長(今福正雄)は国連事務総長の大号令により青い血の人間を粛正する。青い血の人間は人間に見せかけているだけで我々のすることは殺人ではない!と号令をかける。

 やがて沖は冴子に電話をかけようとするが隊長(高橋悦史)に止められる。なんと沖が始末する担当になったのは愛する冴子だったのだ。隊長は自分の血が青ではないだろうか、と毎日が気がかりだったと話す。

 そしてクリスマスの日。冴子の家を訪れた沖は冴子をマシンガンで撃つ。その後、家を出てきた沖は悲しみから半狂乱になり隊長を撃とうとするがそれを予測していた隊長によって返り討ちにあい死亡する。

 その日、世界各地で青い血の人間による反乱に見せかけて多くの青い血の人間が殺された。

 冴子は愛する沖の下へ這いずっていくが途中で息絶える。冴子から流れた青い血が沖の赤い血と繋がったのだった・・・








 宇宙人より宇宙人っぽい地球人が天本英世と岸田森。あるサイトでそういってましたが全くその通りですね。思わず笑っちゃいました。
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Category: 邦画ハ行

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