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結婚生活7年目はご用心。


『七年目の浮気』 (1955年・米)
七年目の浮気
スタッフ
監督:ビリー・ワイルダー
脚本:ビリー・ワイルダー、ジョージ・アクセルロッド
原作:ジョージ・アクセルロッド「七年目の浮気」(ブロードウェイの舞台劇)
製作:ビリー・ワイルダー、チャールズ・K・フェルドマン
音楽:アルフレッド・ニューマン
撮影:ミルトン・クラスナー
編集:ヒュー・S・ファウラー
製作会社:チャールズ・K・フェルドマン・グループ、20世紀フォックス
配給:20世紀フォックス
キャスト
ブロンドの美女:マリリン・モンロー
リチャード・シャーマン:トム・イーウェル
ヘレン・シャーマン:イヴリン・キース
リッキー・シャーマン:ブッチ・バーナード
トム・マッケンジー:ソニー・タフツ
管理人:ロバート・シュトラウス
ベジタリアンレストランのウェイトレス:ドロ・メランデ
配管工:ビクター・ムーア
ブルベイガー先生:オスカー・ホモルカ
ミス・モリス:マルグリット・チャップマン
ミス・フリンチ:キャロリン・ジョーンズ
エレイン:ロクサーヌ


 ビリー・ワイルダー監督作品「七年目の浮気」。原題タイトルは「The Seven Year Itch

 有名なワイルダーの監督作品です。ワイルダーは名前だけじゃなくて製作した映画に職人芸を見せるから私も好きなんですよ。ワイルダーは映画監督ではなくて、映画職人じゃないかなあ、と私は思っています。

 何だかんだで私、マリリン・モンロー映画を観るのは初めてなんですよ。モンロー初の映画はあのモンローのスカートが地下鉄が通る風でフワリを浮かび上がる有名なシーンがあるこの映画を選んでみました。しかし正直、かなり有名になるほどのシーンとは思えなかったんですが、当時のセックスシンボルであるモンローのあのセクシーなシーンと考えればなかなかいい脚だったと思います。しかしこのシーンを観た夫が激怒しモンローと離婚するほどですからね。

 トム・イーウェルは原作のブロードウェイの舞台でも同じ主人公役を演じていたんですね。ちなみにその時のモンローの役をやっていたのはヴァネッサ・ブラウンという女性です。このトム・イーウェルの妄想癖がすごい面白かったです。

 アルフレッド・ニューマンのこのヘナヘナとした音楽も良い感じですよねえ。

 この映画を観て、マリリン・モンローに私もメロメロになった気がします。彼女って、純粋で無垢な役をやらせたらホントに輝きますねえ。メッチャ可愛いです。


【あらすじ】

 リチャード・シャーマンは夏になり毎年、恒例の妻ヘレンと息子を避暑地へ送り出し、自身はマンハッタンで仕事に打ち込む決意をしていた。酒と煙草を封印し、他の世の夫たちのように隠れて女と過ごしたりもしない。しかし結婚生活7年目の夏。階上に一人のブロンド美女が部屋を間借りしにきはじめ、リチャードの浮気心がくすぶられて・・















【以下全文ネタバレ注意】













↓四行後にネタバレ文あり




 ある民族は夏になると妻と子供を避暑地へ送り出す。しかし残った夫たちは避暑地に行かなかった女性に目がいってしまうのが習慣となっていた。

 この民族の話は物語とは全く関係ない。しかし今の時代でも世の男たちがやっていることは同じなのだ、ということを知ってほしい。

 主人公リチャード・シャーマン(トム・イーウェル)は小さな出版社に勤めている。リチャードは妻ヘレン(イヴリン・キース)と息子リッキー(ブッチ・バーナード)を夏の間、避暑地へ送り駅まで見送りした。しかし息子たちがホームに降りた後、カヤックのかい〈手に持って漕ぐアレ〉を渡し忘れたことに気付く。

 そのまま持って帰り、夕食はヌーディズム〈裸体主義〉のウェイトレス(ドロ・メランデ)がいるベジタリアンレストランで健康食を食べる。

 医者に言われたため、妻ヘレンとの約束で禁煙禁酒をモットーとしていたリチャード。彼は煙草と酒を封印したのだ。

 帰宅したリチャードは自分の階上の部屋を夏だけ間借りしているブロンドの美女(マリリン・モンロー)と出会い、彼女に鼻の下が伸びてしまう。ほぼ無意識。

 リチャードは妻ヘレン以外の女性に鼻が伸びてしまったことをすぐに後悔し仕事の準備に戻る。

 そんななかでヘレンが夜10時に必ず電話を入れる、という約束になっておりリチャードは妻が自分を信用していないからだ、と一人で勝手に憤慨する。何が彼女を信用させていないのか。酒は飲まない、煙草は禁煙、では女か?

 リチャードはバルコニーで避暑地に行ったはずの妻と妄想で会話をする。自分は浮気ができないんじゃなくて、浮気を拒み続けているのだ、と。妄想の妻ヘレンはその言葉に笑う。

 リチャードは秘書のミス・モリス(マルグリット・チャップマン)、入院中の看護婦ミス・フリンチ(キャロリン・ジョーンズ)、ヘレンの友達エレイン(ロクサーヌ)らに自分がかもしだすフェロモンのような何か、によって彼女たちはリチャードを求めたがリチャードはそれらをきっぱり断ってきたのだ、と妄想の中で空想物語を話す。

 ヘレンの電話がかかりリチャードは妄想を止めてその電話に応じる。何もしちゃいない元気だ。ヘレンが列車でリチャードの友人のトム・マッケンジー(ソニー・タフツ)に会ったのを知り警戒をうながす。彼は軽い男だ。人妻だって食ってしまうかもしれない。

 やがてベランダの自分がさっきまで座っていたイスにトマトの鉢植えが落下してくる。リチャードは階上の住人に「私を殺す気か!」と怒鳴るとそこに先ほど出会ったブロンドの美女が出てくる。

 ブロンドの美女が謝ると今までの態度が打って変わって「いえいえ、お気になさらず」とまるで紳士気取り。リチャードはブロンドの美女に私の家で一杯どうです?と誘う。ブロンドの美女はそれを受け、冷蔵庫に冷やした下着をつけてくる、と言ってベランダから戻って行った。

 リチャードはエッチな妄想をかきたてつつ、美女を迎える準備をはじめる。ヘレンのことを考えるが一晩だけ一緒に酒を飲むだけで浮気ではない、と誰に聞こえるわけでもない言い訳をつぶやく。

 準備中に妻ヘレンに頼まれてじゅうたんを引き取りに来た管理人(ロバート・シュトラウス)が部屋を訪れるが美女との逢引と誤解されないために引き取ってもらう。

 やがて美女が訪れマティーニを注文。砂糖で割るものなの?とか訳の分からないことを美女が言うが美女はクーラーがついていることに驚き、興奮する。美女が間借りしている家にはクーラーが無く、扇風機で過ごしているらしい。

 リチャードは独身である、と偽り彼女の要求するタバコを持ってくる。約束はすべて破られてしまう。

 美女は実は歯ブラシのCM女優である写真集のモデルのようなものもやっている、と言った。美女はシャンパンを持ってくる、と言って一旦家に帰る。リチャードは実はその写真集を持っており、彼女が映っているページを確認する。その後、妻ヘレンから電話がかかりリッキーのカヤックのかいをヘレンに届けることを伝える。

 美女が持ってきたシャンパンを開けようとして指がはまってしまったリチャードは何とか抜くが結婚指輪を見られてしまう。しかしブロンドの美女は「独身男性って素晴らしいわ。妻がいて責任があるから求婚なんてしないもの」と喜ぶ。

 ブロンドの美女は自分がよく独身男性に求婚されることや、自分が結婚する意思がないことを話す。

 リチャードはピアノを弾いてほしい、と頼まれ〝チョップスティック〟を演奏する。美女も興奮し出しリチャードと一緒に演奏する。やがてリチャードは演奏をやめて彼女への気持ちを抑えられず一緒に倒れこんでしまう。

 その後、すぐに我に返ったリチャードは後悔し美女に家に戻るように言う。

 翌朝、出勤し社長ブレイディ(ドナルド・マクブライド)に休暇を要請し家族の下に行こうとするがブレイディに笑い飛ばされハイ、無理でした。

 出版社にやってきた精神医ブルベイカー(オスカー・ホモルカ)の中年男性の性とかいう原稿を読み興味を示す。特に結婚7年目の夫はその年の夏になるとほとんどが痒くなり、浮気心がくすぶられてしまうのだ、という内容には興味を示す。

 社へやってきたブルベイカーに異変が起きていることを見抜かれ、ブルベイカーに診察される。次は襲うなよ、と釘を刺し去るブルベイカー。

 直後、ブロンドの美女が昨晩、襲われたことを町中に言いふらしているのでは、と疑心暗鬼にかられる。いや、彼女はCM女優だからテレビで暴露してしまっているかもしれない。すると妻ヘレンや息子リッキーがそれを今頃、観ているかも。

 心配になったリチャードは煙草を吸って落ち着いてからヘレンに電話を掛ける。しかしヘレンたちはどうやら知らないようだ。安堵するリチャードだった。

 その後、妻への愛を取り戻したリチャードは帰りにブロンドの美女に声をかけられても彼女のあふれるフェロモンに誘惑されずに済んだ。

 しかし家に帰ってシャワーを浴びながらリチャードは妻ヘレンが向うでトムと浮気してるんじゃないか、とまたしても疑心暗鬼になり、それならこっちも、とブロンドの美女を映画に誘う。

 映画を一緒に観たリチャードと美女。美女は地下鉄が通ると風がうかんでフワリとスカートが浮かぶのを楽しんだ。



 その後、エアコンがギンギンに効いている、という口実のもとリチャードは美女を家に招き入れる。考えた美女は元の部屋ではずっと暑くて眠れないが、ここでなら眠れそうだ、と言ってここの家で眠らせてほしい、と頼み込む。リチャードは喜ばしい気持ちを抑えながら、承諾する。



 しかし管理人が部屋を訪れ美女を見られてしまう。リチャードは鉢植えのことで話してただけだ、と言いごまかす。そして残念だが、と美女に家に帰ってもらう。

 カヤックのかいを包み始めたリチャードは美女が部屋にいることに驚く。実は階上の部屋とは階段で繋がっており、階上の美女に間借りさせている住人がリチャードと相談して床をふさいでいたのだ。

 美女はそのふさがれていた床を開けてリチャードの部屋にやってきたのだった。

 翌朝、目覚めたリチャードは朝食を作りながら実は美女が管理人とグルになって中年男性から金を脅迫する恐喝犯なのでは、と妄想をかきたてる。美女が眠っている自分の部屋のベッドを確認。美女がいない!逃げたのか!

 しかし美女はシャワーを浴びてるだけだった。誤解がとけたリチャードは今度は早朝の汽車で妻ヘレンが帰ってくるんじゃないか、と不安になる。

 帰って来た妻ヘレンは実は管理人を装った探偵から調査内容を受けすぐに帰ってきて説得するリチャードを拳銃で殺してしまうのでは、そんな妄想をかきたてる。美女がシャワーから出てリチャードをひとまず落ち着かせる。

 我に返ったリチャードはまさか魅力のない私を殺そうとまでは、思わないはずだ。と自虐する。

 美女はリチャードを励ます。「パーティでよくいる着飾った男。自分はモテるんだ、ってことをアピールする男性より、隅っこでおとなしくしている優しい男性の優しい笑顔を女性は好きになるのよ」と話す。

 その言葉にすぐに陽気に戻ったリチャード。やがて家にトム・マッケンジーがやってきた。リチャードはトムがカヤックのかいの件で話に来ただけなのに、実はヘレンと私を離婚させる話だろう!と勝手に怒りリチャードをこの着飾った男め!と殴って気絶させ管理人に引き取らせる。

 家族に会いたくってたまらなくなったリチャードはリッキーのかいを自分で届けることを決めて朝食を用意したブロンドの美女にそれを伝える。ブレイディ社長に休暇を伝えてほしい、と頼み自分が居ない間はこの部屋を好きに使っていい、と話すリチャード。

 別れを告げるリチャードにブロンドの美女は口にキスをする。それを拭おうとするリチャードだったがそれを止めて「奥さんがこのキス痕をイチゴソースと間違えたらうんと叱ってあげて」と言いヘレンの嫉妬を煽ろうとする。

 靴も履かないで飛び出してしまったリチャードにブロンドの美女は靴を投げ手を振る。陽気で手を振りかえしたリチャードは靴を履いてリッキーのかいを持って避暑地へと向かった・・・









 中年男の妄想がすごく面白い。こんな中年に世の中の中年は励まされるんじゃないでしょうか。

 あとはマリリン・モンローの可愛さが凄い映画ですよ。セクシーであり可愛くもあるモンローってやっぱり私は好きですなあ。
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マリリン・モンロー、トム・イーウェル 他

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